NYプラチナ市況=反発、予想以下の全米雇用報告で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/10)   909.6      938.0       908.3       930.3    + 22.0
         (25/ 1)   920.1     948.1       919.0       940.7    + 21.9
 パラジウム  (24/12)   929.50     951.50      925.00      936.90   +  7.30
         (25/ 3)   951.50     951.50      939.50      943.00   +  7.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          33,326         29,131        88,373       (+  1,188)
 パラジウム          3,168          3,646        22,007       (-     91)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          40,755.75  - 219.22
     前日  143.71/73   1.1082/84   ・ナスダック         17,127.66  +  43.36
     本日  143.44/46   1.1110/12   ・10年米国債利回り      3.73  -   0.03
・NY原油  (24/10)   69.15 - 0.05  ・SPDR保有金残高    862.74      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。前日比は、プラチナが21.9〜23.0ドル
高、中心限月の10月限が22.0ドル高、パラジウムが4.20〜7.50ドル高、
中心限月の12月限は7.30ドル高。
 プラチナ10月限は反発。時間外取引では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となっ
た。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばした。日中取引では、予想以下の全米
雇用報告を受けて買い優勢となった。その後は、米ISM非製造業総合指数の上昇やド
ル安一服に上値を抑えられた。
 パラジウム12月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナ10月限は時間外取引を908.3〜932.1ドルのレンジで推移し、前
日比22.8ドル高の931.1ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、ドル安や
金堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばした。
 日中取引では、予想以下の全米雇用報告を受けて買い優勢となり、938.0ドルま
で上昇した。その後は、米ISM非製造業総合指数の上昇やドル安一服に上値を抑えら
れ、928.7ドルまで下落した。
 8月のADP全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は9万9000人増と、3年
半ぶりに低い伸びとなった。市場予想は14万5000人増だった。一方、8月の米I
SM非製造業総合指数は51.5と、前月の51.4からほぼ横ばいだった。市場予想
の51.1を上回った。
 パラジウム12月限は、時間外取引を925.00〜943.00ドルのレンジで推
移し、前日比11.90ドル高の941.50ドルとなった。12月限は安寄りしたの
ち、ドル安を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻されて堅調となっ
た。
 日中取引は、予想以下の全米雇用報告を受けて買い優勢となり、951.50ドルま
で上昇した。その後は、米ISM非製造業総合指数の上昇やドル安一服に上値を抑えら
れ、931.50ドルまで下落した。
 4日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの14万5586オ
ンス、パラジウムは同変わらずの4万3893オンス。
今日の材料
・イスラム組織ハマスは、パレスチナ自治区ガザの新たな停戦案は不要で、ハマスが受
け入れ済みの米国の提案に同意するようイスラエル側に圧力をかけるべきだと述べた。
・米新規失業保険申請件数は、前週比5000件減の22万7000件となった。市場
予想(23万件)を超える減少となった。労働市場の悪化懸念を和らげる可能性があ
る。
・8月のADP全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は9万9000人増と、3年
半ぶりに低い伸びとなった。市場予想は14万5000人増だった。
・8月の米ISM非製造業総合指数は51.5と、前月の51.4からほぼ横ばいだっ
た。ただ、労働市場の軟化に伴い雇用の伸びは鈍化した。市場予想は51.1。
・第2四半期の米非農業部門の労働生産性(改定値)は年率換算で前期比2.5%上昇
した。速報値の2.3%上昇から上方改定され、市場予想と一致した。
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