プラチナ市況=プラチナ先限が小反落、金軟調につれ安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,432   -159    11,471  -112  : 2,489.38   -29.67
銀          129.0   -2.0     129.0  -4.5  : 2,784.00   -97.00
プラチナ     4,287     +7     4,276    -3  :   928.00    -3.70
パラジウム   4,250   -150     4,250  -150  :   917.61   -23.74
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    142.81   +0.32  ユーロ・ドル相場   1.1070  -0.0049
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ先限が小反落。ニューヨーク安と円高を受
けて売り優勢で始まったのち、円高一服やドル建て現物相場の堅調を受けてプラスサイ
ドに転じた。午後に入ると、金軟調につれ安となった。パラジウムの商いは成立せず、
帳入値で下落した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが7円安〜27円高、プラチナスポットが
24円高、パラジウムが150円安。
 推定出来高は、プラチナが7314枚、プラチナミニが938枚、プラチナスポット
が2805枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは買い戻し主導で上昇】
 プラチナ先限は夜間取引で4195円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要
因になった。日中取引では4302円で戻りを売られた。円相場は1ドル=142円台
前半で円高が一服した。
 プラチナは買い戻し主導で上昇したが、金軟調に上値を抑えられた。予想以下の米雇
用統計を受けてリスク回避の動きが広がったことが圧迫要因になった。ただニューヨー
ク・プラチナのファンド筋の買い越しが大幅に減少し、週明けは買い戻す動きが出た。
また米経済のソフトランディング(軟着陸)の見方も強く、週明けは米株価指数先物が
時間外取引で上昇し、リスク回避の動きが一服した。一方、8月の中国の消費者物価指
数は前年比0.6%上昇となった。前月の0.5%上昇から伸びが加速したが、事前予
想の0.7%上昇を下回り、上海株は下落した。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の926.20ドルから、押し目を買わ
れた。午後に入ると、935ドル台まで上昇した。
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