[9月16日からの1週間の展望]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
週間高低(カッコ内は日付) 9 月 9 日〜 9 月 13 日
始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比
ガソリン 先限 81,000 81,000( 9) 81,000( 9) 81,000 ±0
灯 油 先限 81,500 81,500( 9) 80,000( 9) 80,000 ±0
原 油 2月限 61,900 62,820( 9) 58,250(12) 60,620 -1,330
======================================
9 月 9 日〜 9 月 12 日
<海外原油> 週間4本値 始 値 高 値 安 値 終値 前週末比
NY原油 10 月限 68.13 69.81(12) 65.27(10) 68.97 +1.30
ブレント原油 11 月限 71.66 72.87(12) 68.68(10) 71.97 +0.91
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
13日 東京時間の午後3時15分現在 ドル・円 140.91 前週末比 1.58円の円高
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【前週のレビュー】ニューヨーク原油10月限は底割れで下値余地拡大か。チャート的
には、6月4日の安値72.48ドルから7月5日の高値84.52ドルまでの上げ幅
に対する1.236倍押し(69.64ドル辺り)を達成していることで、1.382
倍押しの67.88ドル、1.618倍押しの65.04ドルまで下値余地が拡大して
いるとした。
【NY原油は1.618倍押しから戻す展開】
ニューヨーク原油10月限は10日に65.27ドルまで下落して、ほぼ1.618
倍押しを達成した後は戻す展開。底入れしたのは11日の上弦の1営業日前だった。そ
の後12日には69.81ドルとここまでの戻り高値を付けており、このまま70ドル
台を回復できる否かが目先の焦点となっている。なお本稿執筆時の13日午後には69
ドル台前半で推移している。ただ10月限は20日に納会を迎えるため、11月限に指
標限月が移行する。執筆時には10月限に対して0.90ドル弱下ザヤの68ドル台半
ばで推移している。
いずれにせよ、目先は戻り高値がどこまであるのかが注目されるが、日柄的には18
日が満月となるため、その辺りでひとまず戻り高値を付ける展開も想定しておきたい。
材料的には、後述するように、石油輸出国機構(OPEC)と国際エネルギー機関
(IEA)がともに世界石油需要見通しを下方修正するなど、需要見通しの悪化が強ま
る一方、米ガルフを襲ったハリケーン「フランシーヌ」による供給障害懸念や、来週の
米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に米株高やドル安となったことで買い戻しが入
りやすくなった。目先はハリケーン被害の見極めとともに、ウォールストリート・ジャ
ーナルの記事から0.50%の大幅利下げの可能性も指摘されている来週のFOMCが
焦点となりそうだ。ただ大局的な需給要因を考えると、上振れしたところは売られやす
い地合いとなるか。
一部で需要見通しの悪化から2008年のリーマンショック(120ドル台から30
ドル台まで急落)、2020年のコロナ禍(70ドル台から前代未聞のマイナス相場ま
で急落)の再現を懸念する声が上がり始めていることは留意しておくべきだろう。
外部要因を見ると、ニューヨークダウ平均株価は再び4万1000ドル台に乗せて過
去最高値に近い水準でのもみ合いが続いている。
ドルインデックスは再び下落基調となり、再び101ポイント台を割り込む可能性が
出て来た。
【今年と来年の世界石油需要の伸びを2カ月連続で下方修正=OPEC月報】
統計では、10日のOPEC月報で、今年の世界石油需要の伸びが日量203万バレ
ル、来年が同174万バレルと、それぞれ前月の見通しから下方修正された。これで2
カ月連続の下方修正となったが、主因は中国の需要の伸びの下方修正によるもの。
12日のIEA月報でも、同じ世界石油需要伸びが今年は同90万バレルに下方修正
され、来年は同95万バレルに据え置かれた。
数値的にはまだ強気とも言えるOPECが2カ月連続で下方修正したことがかなり弱
材料視されている。
【東京原油、ガソリンのテクニカル分析】
東京原油の6番限である2月限は底割れが続いたが、12日の安値5万8250円を
付けた後に急反発。その日に6万円台を回復した。13日はボリンジャーバンドの−1
シグマ(6万1720円辺り)が上値抵抗となった。
ガソリン先限は名目値で8万1000円の横ばいで推移。
【NY原油のテクニカル分析】
ニューヨーク原油10月限は10日の大陰線引けで陰の極を付けた形で、65ドルの
節目を割り込まずに反発して11日と12日は2営業日連続の陽線引け。12日は70
ドルの節目とボリンジャーバンドの−1シグマ(68.90ドル辺り)が上値抵抗とな
った。
<当面の予定>
14日【経済】中国住宅価格指数 2024年8月(国家統計局)
【経済】中国小売売上高 2024年8月(国家統計局)
【経済】中国鉱工業生産 2024年8月(国家統計局)
15日【休日】中国中秋節(〜17日まで)
16日【休日】敬老の日
【経済】ユーロ圏貿易収支 2024年7月(EUROSTAT)
【経済】英住宅価格指数 2024年9月(ライトムーブ)
【経済】米製造業景況指数 2024年9月(ニューヨーク連銀)
17日【経済】第3次産業活動指数 2024年7月(経済産業省)
【経済】小売業販売額 2024年7月確報(経済産業省)
【経済】独景況感指数 2024年9月(ZEW)
【経済】米小売売上高 2024年8月(商務省)
【経済】米鉱工業生産・設備稼働率 2024年8月(FRB)
【経済】米企業在庫 2024年7月(商務省)
【経済】米連邦公開市場委員会(FRB)
【工業】米週間石油統計(API)
18日【経済】機械受注 2024年7月(内閣府)
【経済】貿易収支 2024年8月速報(財務省)
【経済】ユーロ圏消費者物価指数 2024年8月確報(EUROSTAT)
【経済】英消費者物価指数 2024年8月(国立統計局)
【経済】英小売物価指数 2024年8月(国立統計局)
【経済】英生産者物価指数 2024年8月(国立統計局)
【経済】米住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】米住宅着工・許可件数 2024年8月(商務省)
【経済】米FOMC声明文公表(FRB)
【経済】米対米証券投資 2024年7月(財務省)
【経済】米連邦公開市場委員会(FRB)
【工業】米週間石油統計(EIA)
19日【経済】金融政策決定会合(日本銀行)
【工業】原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
【経済】ユーロ圏国際収支 2024年7月(ECB)
【経済】英政策金利公表(BOE)
【経済】英金融政策委員会議事録 9月18日分(BOE)
【経済】米経常収支 2024年4-6月期(商務省)
【経済】米新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】米製造業景況指数 2024年9月(フィラデルフィア連銀)
【経済】米景気先行指数 2024年8月(カンファレンスボード)
【経済】米中古住宅販売統計 2024年8月(全米不動産協会)
20日【経済】消費者物価指数 2024年8月(総務省)
【経済】対外及び対内証券売買契約等の状況 9月8日-9月14日(財務省)
【経済】総裁記者会見(日本銀行)
【経済】金融市場調節方針公表(日本銀行)
【経済】金融政策決定会合(日本銀行)
【経済】独生産者物価指数 2024年8月(連邦統計庁)
【経済】英小売売上高 2024年8月(国立統計局)
【商品】米建玉明細報告(CFTC)
【納会】米WTI原油 2024年10月限(NYMEX)
【商品】全米石油堀削稼動数(米ベーカーフューズ)
MINKABU PRESS
*投資や売買については御自身の判断でお願いします。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。