NY金・銀市況=反発、米FOMC後に乱高下

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/10)  2573.4     2603.7      2549.4      2574.9     +  6.0
          (24/12)  2596.0     2627.2      2572.5      2598.6     +  6.2
   銀     (24/12)  3102.5     3158.5      3003.5      3068.7     - 29.2
         (25/ 3)  3141.5     3195.0      3042.5      3106.5     - 29.7
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           235,506       163,871       537,627        (-  5,703)
  銀           84,425        48,741       140,605        (+  1,649)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          41,503.10  - 103.08
     前日  142.39/41   1.1113/15   ・ナスダック         17,573.30  -  54.76
     本日  142.29/31   1.1117/19   ・10年米国債利回り      3.70  +   0.06
・NY原油  (24/10)   70.91 - 0.28  ・SPDR保有金残高    872.23      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は反発、銀は続落。終値の前日比は金は6.0〜7.0ドル高、中心
限月の12月限が6.2ドル高、銀が30.0〜27.8セント安、中心限月の12月
限は29.2セント安。
 金12月限は反発。時間外取引では押し目を買われたが、ドル高をきっかけに戻りを
売られた。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服となった。日中取引では、ドル高
に上値を抑えられた。その後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利下げが決
定されたことを受けて買い優勢となったが、株高一服を受けて戻りを売られた。
 銀12月限は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて買い戻されたが、ドル高を
受けて戻りを売られた。
 ニューヨーク金12月限は反発。時間外取引では2591.9〜2607.3ドルの
レンジで推移、前日比11.6ドル高の2604.0ドルとなった。12月限は高寄り
したのち、ドル高をきっかけに戻りを売られた。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ
一服となった。
 日中取引では、ドル高に上値を抑えられた。その後は、米連邦公開市場委員会(FO
MC)で大幅利下げが決定されたことを受けて買い優勢となり、2627.2ドルと一
代高値を更新した。ただ株高一服を受けて戻りを売られると、2572.5ドルまで下
落した。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標
を0.50%ポイント引き下げた。年内にさらに0.50%ポイントの追加利下げを実
施する見通しも示した。発表直後はドル安となったが、株高が一服すると、戻りを売ら
れた。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で3069.0〜3113.0セントのレン
ジで推移し、前日比0.9セント安の3097.0セントとなった。12月限は高寄り
したのち、ドル高をきっかけに戻りを売られた。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ
一服となった。
 日中取引では、ドル高を受けて戻りを売られた。その後は、米連邦公開市場委員会
(FOMC)で大幅利下げが決定されたことを受けて3158.5セントまで上昇した
のち、株高一服を受けて戻りを売られ、3003.5セントまで下落した。
 9月17日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比1万0899オンス減の
1696万2761オンス、銀は51万9165オンス減の3億0596万4264オ
ンス。

今日の材料
・8月の英消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.2%上昇と、伸びは前月と同じ
で、予想とも一致した。ただ英中銀が注目するサービス価格は伸びが5.6%と前月か
ら拡大し、予想もやや上回った。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は、ユーロ圏のインフ
レ率は依然としてECBが望むほど低くないため、物価上昇圧力を解消するには金利を
十分に高い水準に維持する必要があるとの見解を示した。
・ブリンケン米国務長官は、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員らが
利用していた数千台のポケットベル爆発を受け、中東情勢が悪化するリスクがあると警
告した。
・8月の米住宅着工件数は前月比9.6%増の135万6000戸。市場予想は131
万戸だった。
・米連邦準備理事会(FRB)は17〜18日に開催した連邦公開市場委員会(FOM
C)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%ポイント引き下げ
た。利下げは4年半ぶり。年内にさらに0.50%ポイントの追加利下げを実施する見
通しも示した。
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