プラチナ午前=プラチナが反発、現物相場の上値重いが期先は80円超の上昇

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがニューヨーク大幅反発受けて反発。日中
取引開始後、1ドル=142円台後半に円高進行が圧迫要因も期先は80円程度の上げ
幅を維持した。その後、円相場が143円台前半に反落となり、高もちあいで堅調に推
移。午前10時過ぎに上げ幅を拡大後に上げ幅を縮小した。ドル建て現物相場が上値重
く推移も堅調地合いは変わらず、期先は80円超の上昇で推移。出来高はさほど多くな
く、伸び悩み気味。
 パラジウムは出来ず。
 午前11時18分現在の前営業日比は、プラチナが73〜106円高、プラチナミニ
が54.5〜110.00円高、プラチナスポットが230円高、パラジウムが出来
ず。
 午前11時18分現在の出来高は、プラチナが6085枚、プラチナミニが512
枚、プラチナスポットが1629枚、パラジウムが0枚。
【アジアの実需家は現物相場は990ドル台での買いは慎重】
 プラチナはニューヨークプラチナ指標の期近1月限が24日の取引で一時1000ド
ルを回復。終値で1000ドル維持ができなかったが、25日のニューヨークプラチナ
時間外取引は序盤、続伸で推移し、1000ドル台の乗せた。しかしドル建て現物相場
は990ドル台から一段高とならず、985ドル台に反落。上海総合指数は続伸で推移
も過剰反応せず。アジアの実需家はこの水準からの買いに慎重ムード。
 プラチナ先限は日中取引に入り、4544円で買い拾われた後、再上昇となり、午前
10時過ぎに4568円まで上昇。前日の高値4593円を試す上伸力はなく、上げ幅
を縮小も堅調に推移。円相場は1ドル=142.90円まで上昇後に反落となり、
143円台半ばで推移。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方に991ドル台に上昇後、988ドル台
に反落。午前10時過ぎに991ドル台に再浮上したが、買いが続かず。985ドル台
まで押し目形成。
 午前11時20分現在、プラチナは987.90ドル、パラジウムが1053.29
ドルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが963.81ドル、パラジウムが
1049.24ドル。
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