プラチナ市況=プラチナが反発、円高・現物相場の反落にも堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         12,248    +84    12,287  + 58  : 2,654.64   +26.03
銀          145.0   +5.0     143.9   0.0  : 3,172.00   +97.00
プラチナ     4,550    +94     4,528   +62  :   982.31   +18.50
パラジウム   4,900   -100     4,900  -100  : 1,041.54   - 7.70
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.49   -0.67  ユーロ・ドル相場   1.1188  +0.0080
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがニューヨーク大幅反発を受けて反発。日
中取引開始後、1ドル=142円台後半に円高にも期先は80円程度の上げ幅を維持。
円相場が143円台に反落となり、100円超の上昇となった。その後、高値を離れる
も先限は正午前に80円超の上昇で推移。午後になり、143円台前半の円高、現物相
場の反落で上げ幅を縮小し、30円超で推移場面があったが、終盤に再上昇となり、
60円超の上昇で堅調に推移した。
 パラジウムは出来ず。帳入値は100円安。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが38〜106円高、プラチナスポットが
123円高、パラジウムが100円安。
 推定出来高は、プラチナが7601枚、プラチナミニが614枚、プラチナスポット
が2681枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはアジアの実需家からの買いが弱いのが気掛かり】
 プラチナ先限は4568円まで上昇。前日の高値4593円に届かず。今日まで週足
は3週連続の陽線。下値を切り上げるチャートではあるが、ドル建て現物相場が990
ドル台を維持できず、アジアの実需家からの買いが弱いのが気掛かり。
 中国が大規模な経済刺激策を発表したことをきっかけに中国株の代表的指数である上
海総合指数が昨日、動意付き、今日は続伸で推移。中国での需要が多い銅、原油、天然
ゴムなどは全面高。ただ株も商品も期待先行型の上昇であり、楽観するのは時期尚早
か。足元の同国の経済指標を見極めながら第4四半期での景気指標の上向きを確認後に
プラチナは本格上昇か。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は堅調。朝方に991ドル台に上昇後、988ドル台
に反落。午前10時過ぎに991ドル台に再浮上したが、買いが続かず。午前中は
985ドル台まで押し目形成。正午まえに989ドル台までジリ高も午後になり、軟調
な展開となり、午後4時前に978、ドル台まで下落。
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