【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安や円高を受けて売 り優勢で始まった。その後は、戻りを売られて軟調となった。パラジウムの商いは成立 しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが132〜101円安、プラチナミニ が134.5〜114.0円安、プラチナスポットが81円安、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが8686枚、プラチナミニが719枚、 プラチナスポットが3771枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはドル安一服が圧迫】 プラチナはドル安一服が圧迫要因になった。8月の米個人消費支出(PCE)価格指 数の伸びが鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなかった。 ただ9月の米ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想以上に上方修正された。今週 は9月の米雇用統計の発表がある。一方、中国の景気刺激策に対する期待感が下支え要 因だが、今週は10月1日から中国は国慶節で大型連休を迎える。中国の主要3都市は 29日、住宅購入に対する規制を緩和した。また中国人民銀行は住宅ローンの借り換え 容認について発表した。 プラチナ先限は4570円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要因になっ た。円相場は1ドル=142円台前半まで円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1007.82ドルから、戻りを売ら れて軟調となった。 午前11時現在、プラチナは998.98ドル、パラジウムが1008.69ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが999.62ドル、パラジウムが 1032.51ドル。 MINKABU PRESS
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