−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/12 2,690.3 + 30.9 シカゴ大豆 2024/11 1,057.25 + 0.25 NY銀 2024/12 3,174.2 + 28.4 シカゴコーン 2024/12 429.00 + 4.25 NYプラ 2025/ 1 988.4 + 9.4 NY原油 2024/11 69.83 + 1.66 NYパラ 2024/12 995.30 - 4.90 ドル・円 143.54 - 0.12 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=143.50円台で推移 NY為替市場でドル円は再び売りが強まり、一時142円台に下落する場面が見られ た。自民党総裁選に伴う急変は一服したが、中東情勢がドル円を押し下げた。 イランがイスラエルに対して弾道ミサイルを発射。米政府はイランから200発のミ サイルが発射されたと述べているが、イスラエル軍は、多くは迎撃したが一部は着弾し たと発表。死者も何人か出ているようだが、米国はイランによるイスラエル攻撃は効果 がないと分析している。 石破内閣が発足したが、石破首相は金融緩和について「緩和の基本姿勢は維持される よう期待しながら見守っている。日銀との意思疎通のうえ、手法は日銀に委ねられるべ き」と述べていた。経済再生担当相に決まった赤沢担当相も日銀の追加利上げについて 慎重な判断を要請し「経済を冷やすようなことは当面やってはならない」と述べた。 これらの発言もあり、市場は少なくとも今月末の決定会合での利上げはないと見てい る模様。ただ、植田総裁は見通しに沿って経済・物価が推移すれば、利上げを継続する 方針を表明しており、市場では12月の利上げ期待も根強く残っている。エコノミスト の間では半々といった調査も流れていた。なお、短期金融市場では来年以降との見方が コンセンサスとなっている状況。 ◎NY貴金属=総じて反発、中東情勢に対する懸念が支援 ニューヨーク金、銀は反発。 金12月限は反発。時間外取引では、イスラエルがレバノンでの地上作戦を開始した ことなどを受けて堅調となった。欧州時間に入ると、欧州中央銀行(ECB)の利下げ 見通しを受けて上値を伸ばした。日中取引では、イランがイスラエルに向けてミサイル を発射したことを受けて買い優勢となった。 銀12月限は中東情勢に対する懸念や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続落。 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、金堅調につれ高となったが、買い一巡後の 上値は限られた。欧州時間に入ると、ユーロ安を受けて上げ一服となった。日中取引で は、中東情勢に対する懸念や金堅調を受けて買い優勢となった。 パラジウム12月限は他の貴金属の堅調が支援要因になったが、ドル高を受けて戻り を売られた。 ◎LME=全面高、ロシアからの供給懸念を受けたニッケル高がけん引 アルミ3カ月物は反発。2602ドルで小安く取引を開始した後は、アジア株式市場 の多くが休場となりながらも、中国政府による景気刺激策への期待感から上値を探る足 取りを展開。ニッケルの堅調な値動きやニッケル高からの銅高も買い支援要因となるな か終盤に2640ドルを下値支持線とする高もみとなり、この中で2652ドルの高値 を示現し、高値圏を維持して引けを迎えた。 銅3カ月物は反発。前日に3ケタの下げ幅を記録する大幅安となった後で買い戻しが 先行し9870ドルで取引を開始。アジア株式市場の多くが休場となったことでアジア の時間帯は模様眺めとなり、欧州の時間帯も同様の足取りが続いたが米国の時間帯を迎 えると強含んだ。ロシアからの供給懸念を受けたニッケルの堅調が買い支援要因となる なか一時1万0020ドルまで浮上。高値では転売が見られながらも押し目買いを受け て再浮上し、1万ドルに近い水準で終えた。 ◎NY原油=反発、イランがイスラエルを攻撃 ニューヨーク原油の当限は反発。 イランがイスラエルに対する攻撃を実施した。テルアビブ付近の軍事基地が標的とな ったもようで、報道によると200〜400発のミサイルが発射された。超音速ミサイ ルがイスラエルの対空防衛システム「アイアンドーム」を突破し、発射されたミサイル 全体の約80%が着弾したとの報道がある。第5世代の戦闘機やレーダーシステムが破 壊されたと伝わっている。 改質ガソリンの期近は続伸。ヒーティングオイルの当限は反発。原油相場に連動し た。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は総じて小幅高、コーンは小麦高に追随し続伸 大豆は総じて小幅高。 前日の日中取引終了後に発表された作柄報告で順調かつ良好な生育が確認出来たこと が重石となり前日安値を下抜く場面も見られたが、コーン、小麦の堅調が買いを支援し たことで期近限月は僅かながらプラスサイドに浮上した。米農務省(USDA)が大口 成約を発表したことも買いを支援する要因になった。 コーンは総じて続伸。 ロシア産地での深刻な乾燥を受けてイールド低下懸念が強まるなか大きく上昇した小 麦に追随高となった。12月限は一時は前日高値を上抜き6月28日以来の高水準に達 する動きを見せたが、独自の需給緩和観測が重石となり上げ幅を縮小した。 MINKABU PRESS
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