シカゴ大豆の夜間取引は堅調。11月限は再び1160セント台に乗せた。 前日から米ガルフ〜米東海岸の港湾で労働者がストライキに突入しているが、後述する ように、事態を重く見た米農務省(USDA)が穀物輸出に影響しないとの声明を早々 に出したことで、前日のシカゴにはほとんど材料視されなかった。 引き続き作付け期の南米産地の天気と米国産の収穫進展具合が注目されるが、前日デ イリー報告で大口の輸出成約が発表されたため、それが続くのか否かにも注目したい。 ただ、中国の国慶節入りで同国からの需要は期待できないだろう。 前日のシカゴは総じて小幅高。穀物が小麦中心に上昇したことや、デイリー報告で大 口の輸出成約が発表されたことに支援された。米国の国際沿岸労働者協会(ILA)と 米国海事連盟(USMAL)の労使交渉が決裂して、この日から米ガルフ〜東海岸の港 湾でストライキに突入したが、米農務省(USDA)が声明で、ストライキはコンテナ 積みではないバルク積みの穀物の輸出には影響せず、目先の価格変動や供給量にも影響 しないとの見方を発表したことで、ほとんど材料視されなかった。 11月限は1065.50セントまで上伸した後、引けは1057.25セントまで 上げ幅を縮小した。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】 18:00 雇用統計 2024年8月(EUROSTAT) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】 21:15 雇用統計 2024年9月(ADP) 【工業】 23:30 週間石油統計(EIA) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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