シカゴコーンの夜間取引は小幅なもみ合い。12月限は直近強含んで430セント台 に乗せている。前日から米ガルフ〜米東海岸の港湾で労働者がストライキに突入してい るが、後述するように、事態を重く見た米農務省(USDA)が穀物輸出に影響しない との声明を早々に出したことで、前日のシカゴにはほとんど材料視されなかった。今後 新たな事態には注意したいが、現状ではこのままあまり材料視されない状況が続きそう だ。 四半期在庫を織り込んだ後、11日の月例需給報告までは、作付け期の南米産地の天 気と米国産の収穫進展を注目する展開が続くか。 前日のシカゴは続伸。米国の国際沿岸労働者協会(ILA)と米国海事連盟 (USMAL)の労使交渉が決裂して、この日から米ガルフ〜東海岸の港湾でストライ キに突入したが、米農務省(USDA)が声明で、ストライキはコンテナ積みではない バルク積みの穀物の輸出には影響せず、目先の価格変動や供給量にも影響しないとの見 方を発表したことで、ほとんど材料視されなかった。 デイリー報告での大口輸出成約が発表されたことも支援材料。 12月限は432.50セントまで上昇した後、引けは429.00セントとなっ た。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】 18:00 雇用統計 2024年8月(EUROSTAT) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】 21:15 雇用統計 2024年9月(ADP) 【工業】 23:30 週間石油統計(EIA) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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