プラチナ市況=プラチナは急伸、上げ幅小も先限は130円高で大幅高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         12,484   +227    12,530  +253   : 2,653.74   + 4.92
銀          149.0   +4.0     149.0  +2.1  : 3,160.00   +50.00
プラチナ     4,695   +137     4,692  +130  :   998.61   + 9.44
パラジウム   4,700     0     4,700     0  : 1,001.80   + 1.39
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.48   +2.77  ユーロ・ドル相場   1.1027  -0.0036
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが急伸。ニューヨーク高と円安を受けて買
い優勢で始まった。一時1ドル=147円台まで円安が進むなか、ドル建て現物相場の
上げ一服に上値を抑えられたが、先限は正午前に140円近い上げ幅を維持して推移。
午後に入り、ドル建て現物相場の軟化から上げ幅を縮小も130円高で大幅高で引け
た。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが93〜138円高、プラチナスポットが
80円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万4246枚、プラチナミニが1143枚、プラチナス
ポットが5989枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限、】
 プラチナ先限は日中取引の開始直後に4746円まで上昇し、8月2日以来、約2カ
月ぶりの高値をつけた。25年8月限として一代高値を更新し、売り方の損切りとなる
買い戻しが増えたもよう。踏み上げ相場一巡後、上げ幅を縮小。午後2時前に4683
円で買い支えらえたが、終盤は4704円で戻り抑えられた。先限は今日の上昇で長期
線の200日移動平均線が通る4616円を大きく上抜き、基調は上向き。
 ドル建て現物相場がアジア時間で1000ドル割れとなったことを警戒した利食い売
りもかなりあったもようで出来高は前日比で6000枚近い増加となった。
 今夜は週間米新規失業保険など、複数の米経済指標の発表がある。ドル高となった場
合、売り圧力が強まると予想されるが、どの程度、下値の堅さを示すかを見極めたい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、反落。朝方の1009.90ドルから、ドル高を受
けて軟調となった。午後になり、994ドル台までジリ安。995ドル割れは買い拾わ
れた。午後4時前に1000ドルを試すまで再上昇している。
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