金・銀市況=金が急反発、上げ幅縮小も先限は250円超の上げ幅維持

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         12,484   +227    12,530  +253   : 2,653.74   + 4.92
銀          149.0   +4.0     149.0  +2.1  : 3,160.00   +50.00
プラチナ     4,695   +137     4,692  +130  :   998.61   + 9.44
パラジウム   4,700     0     4,700     0  : 1,001.80   + 1.39
======================================
      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.48   +2.77  ユーロ・ドル相場   1.1027  -0.0036
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 金が急反発。ドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢で始まった。その後
は、一時1ドル=147円台まで円安進行を受けて一段高となった。正午前に先限は
280円近い上げ幅を維持して推移。午後に入り、ドル建て現物相場の下落から上げ幅
を縮小も250円超の上げ幅を維持して引けた。
 銀の商いは成立しなかった。帳入値は上昇。
 前営業日比は、金標準、金ミニが227〜272円高、ゴールドスポットが279円
高、銀が2.1〜4.0円高。
 推定出来高は、金が3万8156枚、金ミニが8819枚、ゴールドスポットが
7111枚、銀が0枚。
【金25年8月限としての一代高値を更新し、買い戻し膨らむ】
 金先限は午前中、1万2610円まで上昇。9月27日の高値1万2603円をわず
かに上抜いた。上場来高値(1万2679円)を記録した7月17日以来の高値をつけ
た。25年8月限として一代高値を更新し、売り方の損切りとなる買い戻しが膨らんだ
もよう。午後は1万2517円まで上げ幅を縮小。1万2500円が支持線となった格
好。高値を離れたが、上場来高値(1万2679円)が意識される値位置で引けた。
 円安進行の環境下はドル高からドル建て金相場は軟化しやすい。アジア時間のドル建
て現物相場は売り優勢ながらもは2650ドル台前半で下値堅く推移。ドル高にも金は
地政学的リスクからの買いもあり、短期線の5日間移動平均線(2653ドル水準)を
挟んで推移し、大きな修正安にはなっていない。今夜は複数の米経済指標の発表があ
る。ドル高ちなった場合の下値の堅さが試される場面。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下落。きのうの海外市場では、中東情勢に対する懸念を受
けて押し目を買われたが、ドル高を受けて上げ一服となった。アジア市場では、朝方の
2660.99ドルから、ドル高を受けて軟調となった。午後になり、2652ドル台
までジリ安。ユーロ安・ドル高から売り圧力が強い。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。