金・銀午前=金は続伸、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金が続伸。ニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安一服
に上値を抑えられた。銀は2月限が小幅安、6月限が変わらずとなった。
 午前11時1分現在の前営業日比は、金標準が19〜44円高、金ミニが4.0円安
〜41.0円高、ゴールドスポットが171円高、銀が0.1円安〜変わらず。
 午前11時1分現在の出来高は、金が1万8342枚、金ミニが4446枚、ゴール
ドスポットが1935枚、銀が5枚。
【NY金は押し目を買われる】
 金は米ISM非製造業総合指数の上昇が圧迫要因になったが、押し目を買われた。9
月の同指数は54.9と前月の51.5から上昇し、2023年2月以来、約1年半ぶ
りの高水準を付けた。市場予想の51.7も上回った。ただ米新規失業保険申請件数
は、前週比6000件増の22万5000件となった。米連邦準備理事会(FRB)の
利下げ見通しに変わりはなく、押し目を買われた。
 バイデン米大統領は、イスラエルがイランによるミサイル攻撃の報復としてイランの
石油施設を攻撃することを支持するかという記者団からの質問に対し「議論していると
ころだ」と応じた。
 金先限は夜間取引で1万2584円まで上昇した。ニューヨーク高や円安が支援要因
になった。円相場は1ドル=146円台後半の円安に振れた。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は堅調。きのうの海外市場では米ISM非製造業総合指数の上
昇が圧迫要因になったが、押し目を買われた。アジア市場では、朝方の2654.99
ドルから、買い優勢となった。
 午前11時現在、金が2658.29ドル、銀は3209セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が2653.74ドル、銀が3160セント。

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