●短期見通し穀物、コーンは強弱材料交錯で不安定=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、豊作よる需給緩和見通しが強く基調は弱い。10月は米産地で収穫
作業が加速し宇、ハーベスト・プレッシャーの織り込みが更に強化され、季節要因から
は上値を圧迫される見通し。しかし、9月は大豆高、10月は小麦高が、それぞれトウ
モロコシ相場を押し上げており、短期基調は逆に上向きになっている。売買テーマが定
まらず、強弱材料が交錯しており、明確な方向性は打ち出しづらい。時期的には
400セント割れのリスクを抱えるが、大きく値を崩すリスクはは低い。
 大豆は、豊作による需給緩和見通しが強い。今後はハーベスト・プレッシャーの消化
も求められ、季節要因からは値下がりリスクを抱える。しかし、マーケットの関心は南
米の気象環境にシフトしており、特にブラジルの干ばつ懸念の織り込みが優勢になって
いる。3日は降雨予報で売りが膨らんだが、生産面での懸念が維持されていることで、
上振れリスクを残す。1050セントの上は1090〜1100セントが抵抗線にな
る。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。