プラチナ市況=プラチナが総じて反落、円安一服や現物安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         12,597    +79    12,639   +85  : 2,641.88   -24.27
銀          152.0   +3.0     152.0  +3.0  : 3,186.00   -32.00
プラチナ     4,683    -30     4,665   -49  :   982.21   -21.09
パラジウム   4,800   +100     4,800  +100  : 1,013.30    +1.50
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    148.38   +2.34  ユーロ・ドル相場   1.0967  -0.0064
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて反落。円安を受けて買い優勢で始
まったのち、円安一服やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。午後に入る
と、期先主導でマイナスサイドに転じた。パラジウムの商いは成立せず、帳入値で上昇
した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが49円安〜25円高、プラチナスポットが
49円高、パラジウムが100円高。
 推定出来高は、プラチナが1万0578枚、プラチナミニが956枚、プラチナスポ
ットが3061枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは中国の景気刺激策も焦点】
 プラチナ先限は4666円まで下落した。円安一服やドル建て現物相場の軟調が圧迫
要因になった。円相場は1ドル=149円台前半で円安が一服し、148円台前半まで
円高に振れた。。三村財務官が「投機的な動きを含めて為替市場の動向は緊張感を持っ
て注視していく」と述べた。
 9月の米雇用統計が事前予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観
測が後退した。11月は25ベーシスポイント(bp)利下げが見込まれており、ドル
高がニューヨーク市場の圧迫要因になった。今週は9月の米消費者物価指数(CPI)
の発表がある。一方、中国国家発展改革委員会(発改委)は、漸進的な経済政策パッケ
ージの実施について説明するため、8日に記者会見を開く。国慶節の大型連休前に相次
いで景気刺激策が発表されており、改めて内容を確認したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の991.90ドルから、買い戻されて
996ドル台まで上昇したが、金軟調に上値を抑えられた。午後に入ると、982ドル
台まで下落した。
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