NYプラチナ市況=プラチナが続落、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)  1001.9     1006.9       980.9       987.1    - 14.6
         (25/ 4)  1011.5     1016.0       990.6       996.8    - 14.3
 パラジウム  (24/12)  1009.00    1030.00     1005.00     1026.30   + 27.80
         (25/ 3)  1023.50    1037.00     1016.50     1035.00   + 27.80
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          22,572         23,391        74,950       (+    726)
 パラジウム          4,542          3,483        18,462       (+    129)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          41,954.24  - 398.51
     前日  148.68/70   1.0974/76   ・ナスダック         17,923.91  - 213.94
     本日  148.18/20   1.0973/75   ・10年米国債利回り      4.02  +   0.04
・NY原油  (24/11)   77.14 + 2.76  ・SPDR保有金残高    876.26  -   1.15
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムは反発。前日比は、プラ
チナが14.6〜2.1ドル安、中心限月の1月限が14.6ドル安、パラジウムが
27.80〜28.10ドル高、中心限月の12月限は27.80ドル高。
 プラチナ1月限は続落。時間外取引では、押し目を買われたが、金軟調を受けて戻り
を売られた。欧州時間に入ると、ドル高を受けて売り優勢となった。日中取引では、米
国債の利回り上昇や金軟調を受けて売り優勢となった。
 パラジウム12月限は米国債の利回り上昇や他の貴金属の軟調が圧迫要因になった
が、買い戻されて下げ一服となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を987.8〜1006.9ドルのレンジで推移し、前
日比7.4ドル安の994.3ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、押し目を買わ
れたが、金軟調を受けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、ドル高を受けて売り優勢
となった。
 日中取引では、米国債の利回り上昇や金軟調を受けて売り優勢となった。時間外取引
の安値を割り込み、980.9ドルまで下落した。
 米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測の後退を受けて米国債の利回りが上昇
したことが圧迫要因になった。予想以上の米雇用統計を受けて労働市場の行方が焦点に
なっている。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1010.00〜1026.00ドルのレンジ
で推移し、前日比20.50ドル高の1019.00ドルとなった。12月限は高寄り
したのち、買い戻されたが、他の貴金属の軟調を受けて戻りを売られた。欧州時間に入
ると、買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引は、米国債の利回り上昇や他の貴金属の軟調が圧迫要因になった。時間外取
引おの安値を割り込み、1005.00ドルまで下落した。その後は、買い戻されて下
げ一服となり、1030.00ドルまで上昇した。
 4日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比698オンス減の14万
4273オンス、パラジウムは同変わらずの3万9257オンス。
今日の材料
・8月の独製造業新規受注は前年比3.9%減少、市場予想は1.6%減少。
・8月のユーロ圏小売売上高は前月比0.2%増となった。EU全体は0.3%増。
・10月のユーロ圏投資家センチメント指数はマイナス13.8と、4カ月ぶりに上昇
した。先行きへの期待が高まったことで予想外の上昇となった。
・ドイツ経済省の報道官は、2024年の経済成長率見通し(インフレ調整後)を従来
の0.3%のプラス成長から0.2%のマイナス成長へと下方修正すると明らかにし
た。
・米国務省報道官は、イスラエルのレバノンでの地上作戦について、米政府は現時点で
も限定的なものと見なしているとの見解を示した。
・米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、米経済は回復力があり、労働市場は弱
まりの兆しが出ているもののなお力強いと感じていると述べ、連邦準備理事会(FR
B)の利下げはこうした状態を維持することを目的としているとの見解を示した。
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