ゴム午前=下落、上海ゴムの大幅安を映す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、下落。寄り付きでは、上海夜間が大幅安となったことを嫌気し
て、大きく水準を引き下げる限月が目立った。ただ、売り一巡後は、小幅ながら下げ幅
を縮小した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが一段安となったことから、売り優勢
で推移している。TSR20は、出来ず。

 午前11時51分現在のRSS3号は前営業日比7.0〜2.0円安。活発限月の3
月限は同6.5円安の399.5、期先25年9月限は出来ず、推定総出来高は453
枚(前日夜間取引含む)。

【上海ゴムは失望売り】
 今日午前の上海ゴムは大幅安となっている。中国国務院は9日、藍仏安財政相が12
日に財政政策の強化策を紹介すると発表した。これを受け、一時的には、中国株が上昇
し、上海ゴムにも波及した。ただ、市場では、中国当局から大規模な景気刺激策の発表
はないとの見方が広がり、急速に相場を冷やしている。
 上海ゴムの中心限月1月限は、8日に1万9850元の一代の高値を付けたが、その
後、急落し、大陰線となった。上海ゴムが目先天井を付ければ、JPXゴムRSS3号
も売り圧力が強まる。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は売りが優勢となり、、前営
業日比1.7〜0.9セント安で推移している。

 上海ゴムは大幅安。午前11時00分現在、指標限月の2025年1月限は、前営
業日比470元安の1万8730元で推移している。

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