ゴム市況＝総じて下落、上海ゴムの大幅安を嫌気

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
               　  ＲＳＳ３　　　　　   　      　  　 ＴＳＲ２０
    2024/10　　    2025/03　      2025/09     　 2024/11        2025/10
　419.3  + 2.3   397.5  - 8.5   391.0   0.0    304.0  - 4.0   306.0  - 4.0
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 　　　上海ゴム　　1月限  　18,515　　　　-　675　　（午後3時10分時点）
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【市況】
　ゴムＲＳＳ３号は総じて下落。寄り付きでは、上海夜間が大幅安となったことを嫌気
して、大きく水準を引き下げる限月が目立った。売り一巡後は、小幅ながら下げ幅を縮
小した。中盤以降は、日中取引の上海ゴムが一段安となったことから、地合いをさらに
緩める限月が目立った。ＴＳＲ２０は、出来ず。
　大引けのＲＳＳ３号は、前営業日比９．５円安〜２．３円高。活発限月の３月限は
同８．５円安の３９７．５円、期先２５年９月限は同変わらずの３９１．０円、総出来
高は６１９枚。ＴＳＲ２０は全限が同４．０円安。
【３月限は大幅安】
　今日のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、総じて下落となった。前日に１０．４円高となった
活発限月の３月限は、今日は８．５円安と急反落となった。ただ、３月限の出来高をみ
ると、前日は６３５枚、今日は３７７枚となっている。商いは盛り上がりを欠いてい
る。日足をみても、前日の日足の中に収まっており、トレンドが発生したような下落で
はない。
　目先だが、産地の天候不順、そして中国の景気刺激策からゴム相場は、上昇を続けて
きたが、材料としては新鮮味は薄れている。特に中国の景気刺激策は、１２日に発表さ
れる財政政策の強化策が市場予想通り、力不足のものと判断されれば、売りを誘うこと
になりそうだ。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、ＲＳＳ３号は１２月限のみ約定し、前営業日比４．５セント
安。ＴＳＲ２０は総じて売りが優勢となり、同１．７セント安〜０．６セント高で推移
している。

　上海ゴムは、大幅安。中心限月の１月限は夜間取引から売りが先行し、前営業日比３
４５元安の１万８８５５元で夜間取引を終えた。日中取引に入っても、売り物がちの展
開となり、下げ幅を拡大させた。

MINKABU PRESSS

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