NYプラチナ市況=反発、米国債の利回り低下で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)   995.2     1012.5       994.8      1002.6    +  6.0
         (25/ 4)  1004.8     1020.7      1004.3      1011.7    +  6.1
 パラジウム  (24/12)  1012.50    1032.00     1011.00     1026.00   + 14.10
         (25/ 3)  1023.50    1040.00     1022.50     1034.60   + 13.40
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          19,038         22,235        72,967       (-    135)
 パラジウム          2,688          4,517        17,733       (+    144)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,077.70  + 337.28
     前日  149.19/21   1.0891/93   ・ナスダック         18,367.08  +  51.49
     本日  149.64/66   1.0861/63   ・10年米国債利回り      4.02  -   0.01
・NY原油  (24/11)   70.39 - 0.19  ・SPDR保有金残高    884.59  +   4.02
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。前日比は、プラチナが5.5〜6.4ドル高、
中心限月の1月限が6.0ドル高、パラジウムが13.40〜14.80ドル高、中心
限月の12月限は14.10ドル高。
 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、ドル高一服を受けて買い優勢となった。欧
州時間に入ると、金堅調につれ高となったが、ドル高に上値を抑えられた。日中取引で
は、米国債の利回り低下や金堅調を受けて押し目を買われたが、ドル高を受けて上げ一
服となった。
 パラジウム12月限は米国債の利回り低下や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢とな
った。
 プラチナ1月限は時間外取引を994.8〜1012.5ドルのレンジで推移し、前
日比7.8ドル高の1004.4ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、ドル高一服
を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、金堅調につれ高となったが、ドル高に
上値を抑えられた。
 日中取引では、米国債の利回り低下や金堅調を受けて押し目を買われ、1012.1
ドルまで上昇した。その後は、ドル高を受けて上げ一服となった。
 9月の英消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.7%上昇と、前月の2.2%上
昇から大幅に鈍化した。9月の米輸入物価指数は前月比0.4%下落した。米連邦準備
理事会(FRB)の利下げ見通しから米国債の利回りが低下した。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1011.00〜1024.50ドルのレンジ
で推移し、前日比9.10ドル高の1021.00ドルとなった。12月限は高寄りし
たのち、ドル高一服を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、他の貴金属の堅調
につれ高となったが、ドル高に上値を抑えられた。
 日中取引は、米国債の利回り低下や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となり、
1032.00ドルまで上昇した。その後は、ドル高に上値を抑えられたが、買い戻さ
れて下げ一服となった。
 15日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの14万3931
オンス、パラジウムは同変わらずの3万9257オンス。
今日の材料
・9月の英消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.7%上昇と、前月の2.2%上
昇から大幅に鈍化し、2021年4月以来の低い伸びとなった。市場予想は1.9%上
昇だった。
・9月の米輸入物価指数は、前月比0.4%下落し、2023年12月以来、最大の下
落率となった。エネルギー製品や食品価格の下落が背景。市場予想も0.4%下落。
・北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は、ウクライナのゼレンスキー大統
領が公表した対ロシア戦争の「勝利計画」について、「強力なシグナル」としながら
も、現状では全面的に支持できないとの考えを示した。
・米国は、レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラに数百万ドルの資金を提供
していた疑いのある個人や企業に制裁を科した。
・イスラエルのガラント国防相は、フランスのマクロン大統領がイスラエル企業の海軍
兵器展示会への出展を禁止するとした決定を「恥ずべき行為」だとし、フランスがユダ
ヤ人に対して敵対的な政策を取っていると非難した。
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