ゴム市況=総じて反発、上海ゴムが午後の取引で上げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                    TSR20
    2024/10      2025/03       2025/09       2024/11        2025/10
 419.0   0.0    391.1  + 2.1   388.0   0.0    303.0  + 8.0    305.0  + 8.0
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    上海ゴム  1月限   18,390    + 3250  (午後3時10分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて反発。序盤は、上海夜間高やドル・円が1ドル=150円台
後半の円安に振れていることを受けて、買いが優勢となった。中盤に入ると、日中取引
の上海ゴムが伸び悩んだため、上値重く推移した。ただ、終盤は上海ゴムが地合いを引
き締めたことから、しっかりと推移した。TSR20は、出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比変わらず〜3.7円高。活発限月の3月限は同
2.1円高の391.1円、期先25年9月限は同変わらずの388.0円、総出来高
は349枚。TSR20は全限が同8.0円高。
【タイオファーが90バーツ割れ】
 産地相場は、軟調な展開が続いている。10月22日の日のタイ南部の天然ゴム主要
積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前日比0.99バーツ低下の89.70
バーツが提示されている。ソンクラのタイオファーが90バーツを割ったのは、9月1
1日以来のこと。
 産地では、これまで降雨による供給懸念が広がっていたが、これがかなり後退した。
供給面より需要面に視点が移行し始めている。中国景気の回復が遅れる中、天然ゴム価
格も下押しされる可能性がありそうだ。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は期近3本が約定し、前営業日比3.8〜2.0セ
ント安。TSR20は買いが先行し、同0.3〜2.7セント高で推移している。

 上海ゴムは、大幅高。中心限月の1月限は夜間取引から買いが先行し、前営業日比
155元高の1万8220元で夜間取引を終えた。。日中取引に入ると、中盤までは、
夜間取引の上げ幅を縮小させる展開となったが、終盤に地合いを引き締め、一時1万8
460元まで上昇した。

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