NYプラチナ市況=大幅反発、金・銀の続伸や中国の景気刺激策を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)  1016.5     1042.7      1014.1      1041.4    + 24.6
         (25/ 4)  1025.6    1051.3      1024.0      1050.4    + 24.5
 パラジウム  (24/12)  1062.00    1088.50     1057.50     1081.40   + 25.80
         (25/ 3)  1067.00    1096.50     1067.00     1090.40   + 25.90
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          23,239         25,951        79,915       (+  1,464)
 パラジウム          2,715          4,260        17,329       (-     19)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,924.89  -   6.71
     前日  150.84/86   1.0814/16   ・ナスダック         18,573.13  +  33.12
     本日  151.11/12   1.0798/99   ・10年米国債利回り      4.20  +   0.02
・NY原油  (24/12)   71.74 + 1.70  ・SPDR保有金残高    888.63      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)は大幅反発。前日比はプラチナが23.3〜27.2ド
ル高、中心限月の1月限が24.6ドル高、パラジウムが25.80〜25.90ド
ル高、中心限月の12月限は25.80ドル高。
 プラチナ1月限は大幅反発。時間外取引では、金、銀の続伸や中国の金利引き下げに
よる景気刺激策を好感した買いで反発し、10ドル超の上げ幅を維持。日中取引は、
金、銀の一段高につれ高となり、20ドル超の上昇となった。金、銀と比べ出遅れ感に
も後押しされ、1040ドル台を回復し、7月17日以来の高値をつけた。
 パラジウム12月限は大幅反発。日中取引から反発となり、20ドルを超える反発。
日中取引は上げ幅を拡大し、一時30ドル超の上昇となり、1080ドル台に乗せた。
 21日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの14万1428
オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・22日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は続伸、17.76ポイント高の3285.87ポイント。
・欧州株は軒並み下落。英FT、独DAXともに不動産株や公益株の下げが目立った。主要
 中央銀行の政策金利を巡る不透明感を背景に、米国や欧州各国の長期金利が上昇 傾
 向にあることを嫌気。
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=151.10円台まで上昇。ユーロドルは1ユーロ=1.0789
 ドルまで下落し、8月2日以来の安値をさらに更新。
・ラガルドECB総裁
 段階的な利下げが発信されている。物価目標をいつ達成できるか断言は尚早。賃金
 の伸びは衰え始めている。必要な限り金利は制限的領域に抑えられる。
・イエレン米財務長官
 広範囲にわたる高関税はドル高につながる可能性が高い。ドルが基軸通貨であり続
 けることが重要。ドルに取って代わるような他の通貨はすぐには見当たらない。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。