LME市況=軒並み小幅安、アジア株・NYダウの下落を受け売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,615.01  -    27.61     2,650.00  -    19.50
    アルミ合金      2,242.00  +     0.50     2,255.00        0.00
     銅         9,367.42  -     9.21     9,507.00  -    14.50
    ニッケル      16,047.37  -     4.66    16,295.00  -    13.00
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 アルミ3カ月物は小反落。2663ドルで取引を開始後に上昇したが、2690ドル
で上げつかえた。高もちあいで推移後、銅の堅調に追随する買いが見られ今年5月31
日以来の高水準となる2715ドルまで浮上。ただ、約5か月ぶりの高値まで一気に上
昇したことに対する警戒感や、銅の軟化、ニューヨークダウの続落を受けて上げ幅を削
り、一時は2576.95ドルの安値まで下落した。押し目買いを受けて下げ幅を縮小
し、マイナスサイドながら2650ドル台まで値を戻して終えた。
 銅3カ月物は小幅続落。9515ドルで軟調で開始した後は、中国当局の景気対策期
待から値位置を切り上げた。9647ドルまで浮上し、前日の高値を上抜いたが、アジ
ア株が下落したことがの手掛かりとなって軟化に転じた。欧州株高を受けて9555ド
ルで買い支えられる動きも見られたが、前週は史上最高値を更新し続けていたニューヨ
ークダウが続落となったことが嫌気され終盤は再び売り優勢となった。引け間際に
9496ドルの安値を記録。安値で買い戻されたものの、小幅安で引けた。
 ニッケル3カ月物は小幅続落。1万6275ドルで軟調で取引を開始。他非鉄貴金属
に追随して1万6400ドルまで値を伸ばす動きも見られたが、欧州の時間帯を迎えた
後は1万6270〜1万6360ドルを中心とするもちあいに転じ、このレンジのなか
の下限に近い値位置で引けを迎えた。
今日の材料
・24日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は反落、22.54ポイント安の3280.26ポイント。
・欧州株は上昇。欧州企業の堅調な決算内容が好感されて、買い注文が優勢。英FTは
 金融株が上昇し、独DAXは生活必需品株の上げが目立った。
・米国週間新規失業保険申請件数
 結果 22.7万件 予想 24.0万件 前回 24.2万件(24.1万件から修正)
・9月の米新築住宅販売件数(年率)
 結果 73.8万件 予想 72.0万件 前回 70.9万件(71.6万件から修正)
・ドルは下落。ドル円は1ドル=151円台半ばまで下落。ユーロドルは1ユーロ
 =1.0830ドルまで反発。今月22日の高値1.0838ドルが抵抗線ながら堅調に推移。
・米国株はまちまち。ニューヨークダウは4日続落。140.59ドル安。ナスダック指数
 は上昇。138.84ポイント高(0.76%高)
・ニューヨーク貴金属は銀を除き上昇。ニューヨーク原油は下落。
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