プラチナ市況=プラチナが続伸、期先は終盤に上げ幅を削り小幅高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10     ドル建て現物価格 15:15 現在
金         13,709   +109    13,780  +196   : 2,785.38   +33.92
銀          168.0   +3.0     169.0  +1.0  : 3,422.00   +41.00
プラチナ     5,152   + 16     5,157  +  7  : 1,049.18   + 2.39
パラジウム   5,600      0     5,800     0  : 1,198.77   -29.49
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    153.38   +0.37  ユーロ・ドル相場   1.0818  +0.0011
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ニューヨーク高と円安を受けて買
い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇と円安一服を受け、もみ合いな
がら、正午前に先限は19円高で推移し堅調。午後は2ケタ高を維持して推移後、終盤
に上げ幅を削る動きとなったが、小高く引けた。期先2本が一代高値を更新。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが4〜16円高、プラチナスポットが12円
高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万2884枚、プラチナミニが704枚、プラチナスポ
ット2342枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは投資家心理が強気で新規買いが増える環境】
 プラチナ先限は5188円まで上昇し、7月18日以来の高値をさらに更新。期先8
月限が5183円まで上昇し、一代高値をさらに更新。売り方は損切りの買い戻しを強
いられ踏み上げ相場。高値から離れたが、プラスサイドを維持して引けた。
 円安は一服しているが、金の上伸、原油の反発、日経平均株価の3日続伸から投資家
心理は強気になり、新規買いが増える環境。昨日、新甫発会日だったが、期先6月限中
心に手じまい売買が優勢となったため、総取組高は2日連続で減少。今日も買い戻しの
動きはかなりあるとみられるが、総取組高の増減を確認したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は下値堅く推移。朝方の1050.65ドルから、ドル
安を受けて堅調となったが、利食い売りに上値を抑えられた。午後になり、1044ド
ル台に反落したが、押し目買いで1050.17ドルまで戻した。ただ1050ドル水
準は戻り売り圧力が強い。
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