大幅続落、新型肺炎の感染回避で米石油需要は減少へ=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=44.76(-2.33 -4.95%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比2.35~2.33ドル安。その他の限月は2.34~1.28ドル安。 

 世界最大の石油の需要国である米国で新型コロナウイルスが流行する兆しがあり、外出手控えによる石油需要の減少が見通されている。米経済成長を支える消費が腰折れすることによる景気減速懸念も重し。サウジアラビアとロシアを中心とした石油輸出国機構(OPEC)プラスは日量100万バレルの追加減産を協議していると報道されており、需要見通しの悪化で従来の日量60万バレルの追加減産から規模が拡大される方向にあるものの、相場下支えには不十分であるとみなされている。

 時間外取引から4月限は軟調に推移。通常取引開始後は43.85ドルまで一段安となり、2018年12月以来の安値に迫った。ただ、安値からはやや切り返して引けた。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。