【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが急反落。ニューヨーク安と円高を受けて 売り優勢で始まった。その後は、円高一服やドル建て現物相場の押し目を買われたこと が下支えになった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが191〜142円安、プラチナミニ が184.0〜101.5円安、プラチナスポットが56円安、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万0264枚、プラチナミニが935 枚、プラチナスポットが3962枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは予想以上の全米雇用報告などが圧迫】 プラチナは予想以上の全米雇用報告などが圧迫要因になった。10月の全米雇用報告 によると民間部門雇用者数は23万3000人増となった。市場予想の11万4000 人増を上回った。一方、第3四半期のユーロ圏の域内総生産(GDP)速報値は前期比 0.4%増加し、市場予想の0.2%増を上回る伸びとなった。しかし、工業部門はリ セッション(景気後退)に陥り、個人消費もほとんど伸びておらず、依然として弱さが 残ることが示された。 プラチナ先限は4964円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要因になっ た。円相場は1ドル=153円台前半で円高が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、押し目を買われる。朝方の1009.90ドルか ら、押し目を買われたが、金の戻りを売られたことから、1013ドル台で上げ一服と なった。 午前11時現在、プラチナは1011.10ドル、パラジウムが1236.28ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1049.18ドル、パラジウムが 1198.77ドル。 MINKABU PRESS
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