プラチナ市況=プラチナが急反落、午後は円高・現物安で下げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10     ドル建て現物価格 15:15 現在
金         13,693   - 16    13,734  - 46   : 2,785.75   + 0.37
銀          165.0   -3.0     165.0  -4.0  : 3,372.00   -50.00
プラチナ     4,957   -195     4,952  -205  : 1,008.62   -40.50
パラジウム   5,700   -100     5,700  -100  : 1,145.71   -53.06
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    152.81   -0.57  ユーロ・ドル相場   1.0850  +0.0032
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが急反落。ニューヨーク安と円高を受けて
売り優勢で始まった。その後は、円高一服やドル建て現物相場の押し目を買われたこと
が下支えながら大幅安で推移。先限は正午前に170円近い下落。午後に入り、1ドル
=152円台後半の円高、ドル建て現物相場の軟化から下げ幅を拡大し、200円超の
下落で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は100円安。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが216〜195円安、プラチナスポットが
218円安、パラジウムが100円安。
 推定出来高は、プラチナが1万2778枚、プラチナミニが1151枚、プラチナス
ポット6210枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは実需買いの喚起があるかを見極め場面】
 プラチナ先限は午後になり、一段安となり、4940円まで下落。終盤の戻りは鈍
く、今日の安値圏で引けた。4900円の節目、28日の安値4890円が当面の支持
線。4890円を終値で割り込むと調整色が濃くなる。アジア時間のドル建て現物価格
が1003ドル台まで下落。昨日、1050ドル超えとなったが、高値から50ドルの
急落。ニューヨークプラチナ時間外取引は続落。日中取引も売り優勢で始まるそうだ。
日中取引で投機家の買い玉のまとまった整理売りが進むと、現物価格も一度は1000
ドル割れとなる可能性大。1000ドル割れで実需買いが喚起されるかを見極めたい場
面。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は押し目を買われる。朝方の1009.90ドルか
ら、押し目を買われたが、金の戻りを売られたことから、1013ドル台で上げ一服と
なった。午前11時頃から反落となり、午後になり、軟化し、1003ドル台まで下
落。
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