プラチナ市況=プラチナが総じて続落、期先は1ケタ安まで戻す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,391   - 56    13,459  -111  : 2,737.55   -19.07
銀          158.0   -4.0     160.1  -4.9  : 3,253.00   -27.00
プラチナ     4,821   - 23     4,829  -  6  :   986.58   - 5.71
パラジウム   5,300   -300     5,300  -300  : 1,081.80   - 0.14
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    152.34   -0.14  ユーロ・ドル相場   1.0879  +0.0005
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて続落。ニューヨーク安と円小幅高
を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下落などを受け、正午前
に先限は30円超の下落で推移。午後になり、現物相場が戻り歩調となり、期先が1ケ
タ安。期中4月限は2円高で小じっかり。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は300円安。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが23円安〜2円高、プラチナスポットが
22円安、パラジウムが300円安。
 推定出来高は、プラチナが7065枚、プラチナミニが981枚、プラチナスポット
が2959枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは】
 プラチナ先限は正午前に4790円まで下落となり、先限として10月18日以来の
安値をつけた。4800円台に戻し、日足は陽線引けに転換。14日間の相対力指数
(RSI)は終値で50.69となり、中立。25日移動平均線(4804円)が横ば
いになりつつあるが、今日の午前中、25日移動平均線割れを試した。テクニカル指標
は中立に転換。
 ドル建て現物相場が1000ドルを大きく割り込み、980ドル台半ばで低迷してい
ることは心理的に売り方に有利に作用。その一方、中国株の代表的指数の上海総合指数
が午前中、財新発表の10月の中国総合購買担当者景気指数(PMI)は51.9まで
上昇し、6月以来の高水準となったことを受け、一段高は強気材料となった。ニューヨ
ークプラチナ時間外取引で期近1月限が990ドル台半ばまで反発で推移。早期に
1000ドル台を回復できるかに注目。米大統領選挙の動向や中国・全人代の評価に影
響を受けよう。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、小反発。朝方の981.00ドルから、金軟調につ
れ安となったが、下値は限られた。午前中、980ドル割れは買い拾われ、午後にな
り、緩やかに戻り歩調となった。989ドル台で戻りを抑えられている。
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