プラチナ市況=プラチナが上昇、現物相場の下落で上げ幅を縮小も堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,492   +101    13,470  + 11  : 2,702.10   -35.45
銀          158.0    0.0     160.1   0.0  : 3,146.00  -107.00
プラチナ     4,877   + 56     4,846  + 17  :   978.46   - 8.12
パラジウム   5,300      0     5,300     0  : 1,045.26   -36.54
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    154.26   +1.92  ユーロ・ドル相場   1.0711  -0.0168
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが上昇。ニューヨーク反発を受け、ドル建
て現物相場が990ドル台に上昇を受け、序盤から堅調に推移。朝方、1ドル=151
円台前半で推移した円相場が153円台まで急落から上げ幅を拡大し、50円超の上昇
となる限月が続出した。午後は一時154円台まで円安進行も現物相場が980ドル割
れまで反落で上げ幅を縮小ながら17円高で堅調に引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが17〜56円高、プラチナスポットが65
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7244枚、プラチナミニが542枚、プラチナスポット
が3231枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは引け前に上げ幅を削るもプラスサイドを維持】
 プラチナ先限は堅調に推移。日中、4900円超えとなり、4918円まで上昇。売
り物薄のなか、買い戻しによるミニ踏み上げ相場もよう。4900円台は維持できなか
った。引け前の15分間で急速に上げ幅を削る展開も4842円で買い支えられ、小高
き状態を維持。
 5日間移動平均線(4930円)超えとなると、4950円を目指す。ドル建て現物
相場が1000ドル台を回復できるかがカギ。8日まで中国全人代が開催されるが、中
国の景気刺激策に対する市場の評価を確認したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。午前9時に1000ドルを試す上昇となった
が、買いが続かず、995ドル割れまで軟化。990ドル接近まで下落したが、正午前
に993ドル台に戻した。午後になり、ドル高で980ドル割れ。976ドル台で買い
拾われ、987ドル台に反転。
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