プラチナ市況=プラチナが総じて大幅続落、現物相場の下落から一段安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         12,870   -320    12,943  -311  : 2,604.10   -68.64
銀          152.0   -1.0     155.0  -1.0  : 3,026.00  -108.00
プラチナ     4,717    -72     4,708  -138   :   952.10   -35.23
パラジウム   4,900   -100     4,900  -100  :   967.51   -30.32
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    153.79   +0.29  ユーロ・ドル相場   1.0629  -0.0087
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて大幅続落。二ューヨーク安を受け
て売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が軟調となるなか、先限は正午前
に98円安で推移。午後に入り、ドル建て現物相場が950ドル台前半まで下落から一
段安となり、130円超の下落で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は100円安。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが138〜72円安、プラチナスポットが
133円安、パラジウムが100円安。
 推定出来高は、プラチナが9050枚、プラチナミニが1015枚、プラチナスポッ
トが4779枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは一段安、先限は200日移動平均線をかろうじて維持】
 プラチナ先限は夜間取引から続落となり、日中取引で一段安。午後になっても下げ止
まらず、右肩下がりの展開になった。4696円まで下落し、先限として10月16日
以来の安値に沈んだ。25年10月限として一代安値を更新。終盤も戻り鈍く、今日の
安値圏で引けた。長大陰線引け。金、原油の大幅安、日経平均株価が午後になり、急落
となり、外部市場が弱気なことも売り方に有利に働いた。
 ドル建て現物相場が長期波動線の200日移動平均線(959ドル水準)を割り込ん
だのは10月9日以来のこと。10月9日は200日移動平均線割れは1日で終了し、
10日から反発に転じた。金が下げ止まるかがカギだが、プラチナは早期に200日移
動平均線を回復できるかに注目したい。JPXプラチナ先限の200日移動平均線は
4681円に通っており、かろうじて維持している。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下落。朝方の963.35ドルから、ドル高を受け
て売り優勢となったが、午前は金堅調が下支えになった。午後に入り、売り優勢とな
り、一時952.10ドルまで下落。
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