−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/12 2,586.5 -19.8 シカゴ大豆 2025/ 1 1,007.75 -2.75 NY銀 2024/12 3,066.3 - 9.6 シカゴコーン 2024/12 426.50 -2.00 NYプラ 2025/ 1 943.5 - 4.7 NY原油 2024/12 68.43 +0.31 NYパラ 2024/12 932.00 -8.90 ドル・円 155.50 +0.90 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は155.60円台まで上昇 ニューヨーク市場のドル円は序盤、戻り売りに押され、154円台半ばに値を落とし た。10月の米消費者物価指数(CPI)に為替市場はドル売りで反応しており、米国 債利回りも低下したことから、ドル円も利益確定売りが出た。しかし売り一巡後はドル 高再燃となり、155.60円台まで上昇した。 米CPIを受けて短期金融市場では、12月FOMCでの利下げ期待を再び高めてい る。翌日物金利スワップ(OIS)市場では12月利下げの確率を前日は五分五分で見 ていたが、CPIを受けて65%程度まで上昇。一方、CMEのフェドウォッチでも前 日の58%から75%に上昇している。 ◎NY貴金属==総じて続落、ドル高で戻りを売られる ニューヨーク金は続落、銀は反落。 金12月限は続落。時間外取引では、ドル高一服を受けて買い戻されたが、戻りは売 られた。欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、米消費者物価指数(C PI)が予想通りとなり、買い戻されたが、ドル高が再開すると、戻りを売られた。 銀12月限はドル高再開や金軟調を受けて戻りを売られた。 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。 プラチナ1月限は続落。時間外取引では、ドル安を受けて買い戻されたが、ドル高が 再開すると、上げ一服となった。欧州時間に入ると、軟調となった。日中取引では、ド ル高再開や金軟調を受けて売り優勢となった。 パラジウム12月限はドル高再開や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。 ◎LME=続落、米中関係悪化懸念や中国の需要不安が引き続き弱材料に アルミ3カ月物は続落。2565ドルで小高く取引を開始。その後すぐに軟化し 2540ドル台まで値を落としながらも欧州の時間帯に買い戻され、2569ドルまで 小反発した。しかし米中関係不安や中国の需要不安を受けた銅の大幅安を嫌気し、値を 崩し、2518ドルの安値まで下落。10月9日以来の安値に達したことで買い戻す動 きも見られたが戻りは限られ、軟調に終えた。 銅3カ月物は大幅続落。連日の3ケタ安を受けて買い戻しが先行し9151ドルで小 高く取引を開始。アジア時間の序盤に9189ドルまで浮上する動きも見られたが、対 中関係の悪化不安やトランプ政権誕生後による中国製品への関税大幅に引き上げを受け た非鉄貴金属の需要減少懸念から売り優勢に転じた。9090ドルを下値支持線として もちあう場面も見られた。だが終盤に、9090ドルを割り込んだことで手仕舞い売り が膨らみ、9月11日以来の安値となる9006ドルまで軟化。安値では買い戻された ものの3ケタに近い下げ幅を記録して終了。 ◎NY原油=小幅続伸、プーチン大統領とムハンマド皇太子が電話会談 ニューヨーク原油の当限は小幅続伸。 来月1日の石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合を控え、ロシアのプーチン大統 領と、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が電話会談し、OPECプ ラスでの緊密な協調を継続することの重要性を明確にしたことが相場を支えた。来年以 降、OPECプラスは協調減産の規模を縮小し、増産を始める可能性はあるが、ロシア とサウジの協調は相場下支えを意味しているとみられている。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は中国の需要不安受け続落、コーンは総じて続落 大豆は軒並み続落。 米国でトランプ氏が大統領に就任した後は中国からの輸入品に対する関税の大幅引き 上げが見込まれるなか、対中関係悪化懸念とこれを受けた需要不安から売り優勢となっ た。また、中国の景気刺激策が不十分との見方も弱材料視された。14日に納会を迎え る当限は小幅な下落にとどまった。 コーンは総じて続落。 米産地での降雨や作柄改善が確認出来たことを受けて小麦が前日に続いて2けたを含 む下落となったことに加え、大豆も軟調となったことが重石となった。この日の下落で 12月限は10月上旬以来の高水準だった11月8日から12日にかけての取引レンジ を下抜いた形となった。 MINKABU PRESS
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