シカゴ大豆の夜間取引は上昇。1月限は1010セント台前半まで戻している。この ところドル高、製品安、中国関連の懸念材料と弱材料が目立つが、ただ今のところ輸出 は好調なため、それが下支え要因となっている。1月限は前日も何とか10ドル台割れ は回避された。 前日は中国の食品最大手、中糧集団有限公司(COFCO)の幹部が、2024/ 25年度の同国の大豆輸入見通しを9880万トンと発表して、米農務省(USDA) の1億0900万トンを大幅に下回ったことも嫌気された。 これまでは中国関連の材料は強材料が多かったが、今後は弱材料が多くなりそうだ。 なお、今夜は11月当限が納会する。 前日のシカゴは総じて続落。さらにドル高が進展したことに圧迫されるなか、好調な 輸出より先週発表された中国の全人代での景気刺激策に対する失望感が続くなか、今後 のトランプ次期大統領による同国への大幅に関税引き上げによる貿易摩擦が懸念され た。またインドネシアのパーム油起源の大豆油の続落、大豆粕も軟調で製品主導の下落 の印象も強かった。 1月限は1001.75セントまで下落した後、引けは1007.75セントまで戻 した。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】 19:00 国内総生産 2024年7-9月期改定(EUROSTAT) 【経済】 19:00 鉱工業生産 2024年9月(EUROSTAT) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 22:30 新規失業保険申請件数(労働省) 【経済】 22:30 生産者物価指数 2024年10月(労働省) 【工業】 11/15 01:00 週間石油統計(EIA) 【納会】 大豆 2024年11月限(CBOT) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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