金・銀市況=金が反発、現物高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         12,861    +49    12,927   +57  : 2,561.24    +6.50
銀          152.0    0.0     155.0   0.0  : 3,031.00   +33.00
プラチナ     4,715    +34     4,707   +35  :   937.40    +2.58
パラジウム   4,800      0     4,800     0  :   949.27   +16.57
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    156.18   +0.34  ユーロ・ドル相場   1.0548  -0.0003
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【市況】
 金が反発。ドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢で始まったのち、円安を
受けて堅調となったが、ドル建て現物相場の戻りを売られると、上げ一服となった。午
後に入ると、円安一服やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀の商いは
成立しなかった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが49〜60円高、ゴールドスポットが53円高、銀
が変わらず。
 推定出来高は、金が2万1797枚、金ミニが9923枚、ゴールドスポットが
5229枚、銀が0枚。
【金はトランプトレード一服で買い戻される】
 金先限は1万3004円まで上昇した。ドル建て現物相場の上昇と円安が支援要因に
なった。円相場は1ドル=156円台後半まで円安に振れた。
 米生産者物価指数(PPI)が予想以上となったが、米共和党が下院選で過半数を獲
得し、トリプルレッドを達成したことから、ドル買いが一巡し、トランプトレードが一
服した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が利下げを急ぐ必要はないとの見方
を示したが、トランプ次期政権の政策でインフレ懸念が高まるとの見通しを織り込んで
おり、週末を控えてドルの手じまい売りが出た。週末はAPEC首脳会議がある。バイ
デン米大統領が大統領として最後の米中首脳会談に臨む。トランプ次期政権の対中強硬
が見込まれるなか、どのような内容になるかを確認したい。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場では、トリプルレッドによる
ドル高が圧迫要因になったが、トランプトレードが一服すると、買い戻されて下げ一服
となった。アジア市場では、朝方の2565.79ドルから、ドル安を受けて6571
ドル台まで上昇したが、戻りは売られ、2563ドル台まで下落した。午後に入ると、
ドル安を受けて押し目を買われたが、2570ドル台で上げ一服となった。
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