金・銀市況=金が続伸、155円台まで円安進行に支援され上げ幅を維持

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,144   +132    13,207  +113  : 2,631.02   - 0.89
銀          154.0   +1.0     156.0  +0.9  : 3,106.00   -14.00
プラチナ     4,849    +48     4,856   +30  :   971.10   - 3.66
パラジウム   5,100   +200     5,100  +200  : 1,027.71   -11.09
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.37  +0.93  ユーロ・ドル相場   1.0593  0.0000
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【市況】
 金が続伸。ニューヨーク続伸を受けドル建て現物相場が2630ドル台に上昇、1ド
ル=154円台後半の円安から買い優勢となり、先限は正午前に120円超の上昇で推
移。午後は現物相場が反落したが、155円台半ばまで円安進行に支援され、110円
超の上げ幅を維持して引けた。
 銀は出来ず。帳入値は0.9〜1.0円高。
 前営業日比は、金標準、金ミニが98〜132円高、ゴールドスポットが92円高、
銀が0.9〜1.0円高。
 推定出来高は、金が2万2527枚、金ミニが1万6690枚、ゴールドスポットが
7923枚、銀が0枚。
【金は地政学的リスクから買い資金流入も感謝祭前の利食い売りに注意】
 金先限は今月12日以来の高値となる1万3223円まで上昇。戻り売りを吸収し、
1万3200台を維持して引けた。上昇基調にある25日移動平均線、1万3257円
に接近。明日、続伸して25日移動平均線超えなら、強気相場への転換日になる可能性
あり。
 金は地政学リスクを強材料にした上昇は長続きしないことが多い。ウクライナ・ロシ
ア間の緊張感が続けば、地政学的リスクを背景にした短期買い資金の流入期待が持て
る。ただ11月最終週は、28日からサンクスギビングデー(感謝祭)を控え、利食い
売りの動きも予想される。中長期的に金投資の増加の裏付けにはSPDRゴールドの現
物保有高の増加が待たれる。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、ウクライナ情勢に対する懸
念が一段と強まり、買い優勢。ドルの下値の堅さから2621ドル台まで軟化したが、
再上昇。アジア市場では、2630ドル支持線となり、午前9時過ぎから再上昇とな
り、2640ドルを試す上昇。午後になり、ドル高から売り優勢なり、午後4時過ぎに
2627ドル台まで下落。
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