LME市況=アルミは小反落、銅・ニッケルは上海株高に支援され小幅続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,612.60  -     7.25     2,644.00  -     0.50
    アルミ合金      2,248.50  +     0.25     2,255.00        0.00
     銅         8,968.02  +     1.43     9,089.50  +     2.00
    ニッケル      15,666.75  +    43.19    15,906.00  +    40.00
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 アルミ3カ月物は小反落。2651.5ドルで小高く取引を開始。その後も上海株高
を映した買いを受けて値位置を切り上げ一時、今月15日以来の高値となる2692.
50ドルまで上昇した。欧州時間はドル買いの動きを受け軟化に転じたが、2630ド
ルで下げ渋った。ニューヨーク時間はリスク回避の動きや米株安を受けて軟化したが、
銅や金の下値の堅さから下値を切り上げ、小幅安で引けた。
 銅3カ月物は小幅続伸。9133ドルで高寄りして取引を開始。その後も上海株高を
手掛かりにした買いに支えられて9130ドルを支持線にとする足取りが続き、一時
9165ドルまで上げ幅を拡大した。ただ、欧州の時間帯を迎えるとドル高を受けて軟
化を強いられた。15日の高値9179.50ドルが抵抗線となるなか、ニューヨーク
時間はリスク回避の動きから米株安となったことが弱材料視されて下げに転じた。
9082ドルで買い支えられ、下げ幅は限定的となった後、買い戻されて9100ドル
台を回復。戻り売り圧力が強く、上げ幅を削ったが、かろうじてプラスサイドを維持し
て引けた。
 ニッケル3カ月物は小幅続伸。1万5830ドルで小安く寄り付いた。寄り付き値が
この日の安値となり、下げ幅は限定的であっさりとプラスサイドに反転となった、前日
は1万60000ドルが抵抗線になったが、この日は上海株の上昇に支援され、1万
6000ドル超えとなり、1万6140ドルまで上げ幅を拡大した。12日の高値
1万6150ドルが抵抗線となり、高値を離れたが、銅と同様に小幅高を維持して引け
た。
今日の材料
・20日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は続伸、21.98ポイント高の3367.99ポイント。
・欧州株は下落。英FTは10月の英消費者物価指数の上昇率が拡大し、英中銀の利下げ
 ぺースが鈍化するとの見方が広がり、売り注文が優勢。独DAXはウクライナを巡る緊
 張の高まりを背景に、リスク回避の売りが続いた。
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=155円台後半まで上昇。ユーロドルは今月14日以来の
 安値となる1ユーロ=1.0504ドルまで下落。
・米国株はニューヨークダウが反発、ナスダック指数は小反落。
・ニューヨーク貴金属は金がウクライナ情勢の緊張から続伸もその他3品は下落。
 ニューヨーク原油は小幅安。
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