［本日の見通し］石油＝軟調も、米石油製品需要は年初来の高水準を維持

　原油の２０２５年４月限は軟調。夜間取引の終値水準での推移が続いている。

　米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が発表した週報で石油製品需要の４週間移動平均は日
量２０６８万３０００バレルまで減少したが、年初来の高水準での推移が続いている。
例年と比較して季節的な石油需要の変動が乏しく、堅調な消費が続いていることが米国
の需給バランスのタイト化を後押ししている。これから冬場の石油製品需要が強まって
くるなら、戦略石油備蓄（ＳＲＰ）を除く原油と石油製品在庫の合計は減少傾向を続け
るのではないか。来年の世界的な供給過剰が警戒されている反面、世界最大の石油消費
国である米国の需給は需要超過での推移が続くだろう。
　時間外取引でニューヨーク原油１月限は前日比０．２７ドル高の６９．０２ドルで推
移。本日これまでのレンジは６８．９８〜６９．１０ドル。
　原油４月限の予想レンジは６万７３００円から６万８３００円、ガソリン先限は７万
９５００円から８万０５００円、灯油先限は７万９５００円から８万０５００円。
MINKABU PRESS

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