NYプラチナ市況=プラチナは小幅続伸、パラジウムは反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)    969.2       979.0       963.5       975.1    +  4.6
         (25/ 4)    977.4       987.5       972.6       983.9    +  4.6
 パラジウム  (24/12)   1035.00     1049.00     1011.00     1019.30   - 25.60
         (25/ 3)   1046.50     1055.00     1019.50     1025.50   - 25.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ         19,063        20,258        89,879        (-     78)
 パラジウム          3,710        10,956        17,523        (-    339)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           44,296.51 + 426.16
     前日  154.50/52   1.0478/80    ・ナスダック          19,003.65 +  31.23
     本日  154.83/85   1.0417/19    ・10年米国債利回り       4.42 -   0.01
・NY原油 (25/1)    71.24 + 1.14     ・SPDR保有金残高    877.97 +   2.58
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナは小幅続伸、パラジウムは反落。前日比
は、プラチナが4.5〜4.7ドル高、中心限月の1月限が4.6ドル高、パラジウム
が25.60〜25.10ドル安、中心限月の12月限は25.60ドル安。
 プラチナ1月限は小幅続伸。ロシアと北大西洋条約機構(NATO)の衝突が拡大し
つつあることが貴金属市場全体を押し上げた。21日にロシアが試射した迎撃不可能と
される極超音速ミサイルは欧州全域を射程に入れている。米ニューヨーク・タイムズに
よると、複数の米当局者はバイデン米大統領がソ連崩壊後に米国がウクライナから持ち
帰った核兵器をウクライナに返還する可能性があることを示唆した。
 主要な米株価指数が上昇基調を維持しており、今年の年末商戦における資産効果が期
待できることもリスク資産の一角であるプラチナ相場の追い風。来週のサンクスギビン
グデー(感謝祭)から年末商戦が本格化する。
 ただ、ドルインデックスが108.07まで上昇して年初来高値を更新したことは重
し。欧州通貨が11月の購買担当者景気指数(PMI)・速報値を手がかりに下落し、
ドルが押し上げられる格好となった。
 パラジウム12月限は反落。ドル高傾向が継続していることが圧迫要因。
今日の材料
・木曜日のミサイル試射は成功、戦闘状況でテストを継続へ=プーチン露大統領
・本日のドイツPMIは停滞しているという見方を裏付ける=ナーゲル独連銀総裁
・今後数カ月で追加利下げがある公算=同上
・米国の関税引き上げは貿易戦争の悪循環を引き起こす可能性=デギンドスECB副総
裁
・自由貿易への脅威は世界の隅々からやって来る=ラガルドECB総裁
・最も開放的な大経済圏としてEUは貿易の脅威に最もさらされている=同上
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