アジア株は上昇、米財務長官に比較的ハト派ベッセント氏起用 市場安定化を期待 豪州株最高値 東京時間11:00現在 香港ハンセン指数 19267.27(+37.30 +0.19%) 中国上海総合指数 3272.60(+5.40 +0.17%) 台湾加権指数 23164.70(+260.38 +1.14%) 韓国総合株価指数 2538.17(+36.93 +1.48%) 豪ASX200指数 8449.90(+56.05 +0.67%) アジア株は総じて上昇、米金融市場に安堵感が広がっている。時間外でダウは250ドル近く上昇。米国債相場は上昇し利回りは大幅に低下している。ドル全面安で人民元は対ドルで0.2%上昇、ひとまず下げ止まっている。 トランプ氏は次期財務長官にベッセント氏を起用すると発表した。ベッセント氏はほかの候補者達よりもハト派とされており、変革よりも市場の安定を重視する姿勢との見方。ベッセント氏はインフレを加速させるとして、トランプ氏の極端な関税引き上げ政策に消極的な姿勢を示している。 豪州株は史上最高値をつけている、不動産や消費財、医療品、生活必需品、資本財など幅広い銘柄が上昇している。 豪州では27日に10月の消費者物価指数が発表される、前回から伸びが加速することが予想されており、強い内容とれば豪中銀の利下げ期待が一段と低下する。 上海株と香港株は反発も上値は重い、追加の景気刺激策待ち。間髪入れずに追加の支援策を打ち出さなければ中国不動産市場は長引く不況から脱却できないだろう。 香港市場では自動車やハイテク、消費者サービス関連の一角が上昇している。一方、新鴻基地産発展や恒隆地産、恒基兆業地産など不動産株は総じて下落。不動産開発会社大手の新世界発展は2.9%安、12月9日から香港ハンセン指数から除外される。
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