[今夜の視点]金・銀=利食い売りで調整局面

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金のドル建て現物相場は、軟調。前週末の海外市場では、ウクライナ情勢に対する懸
念を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の2716.52ドルから、利食
い売りなどが出て軟調となり、2695ドル台まで下落した。午後に入ると、ドル安が
下支えになったが、戻りは売られ、2658ドル台まで下落した。
 ウクライナ情勢に対する懸念が支援要因だが、2700ドル達成で利食い売りが出
た。ただ北大西洋条約機構(NATO)が26日に緊急会合を開き、ロシアへの対応を
協議する。フランスが長距離ミサイルによるロシア攻撃を許可しており、強硬姿勢が示
されると、金に押し目買いが入るとみられる。一方、トランプ米次期大統領が米財務長
官に著名投資家のスコット・ベッセント氏を指名し、週明けに米国債の利回りが低下
し、ドル安に振れたことは下支え要因である。
<今夜の予定>
・独景況感指数 2024年11月(ifo)
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