金・銀市況=金が急反落、円高や現物安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,430    +80    13,300  -158  : 2,667.40   -20.70
銀          154.0    0.0     156.0  -0.9  : 3,067.00   -36.00
プラチナ     4,728    -43     4,750   -48  :   955.43    -7.32
パラジウム   5,100      0     5,100     0  : 1,005.57   -33.49
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    154.32   -0.59  ユーロ・ドル相場   1.0487  +0.0020
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【市況】
 金が急反落。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、円高やドル建て現物
相場の上げ一服を受けてマイナスサイドに転じた。午後に入ると、手じまい売りなどが
出て急落した。銀はニューヨーク高を受けて先限が高寄りしたのち、金急落につれ安と
なった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが158円安〜80円高、ゴールドスポットが107
円安、銀が0.9円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が4万5268枚、金ミニが1万4992枚、ゴールドスポットが
8483枚、銀が20枚。
【金は利食い売りが圧迫】
 金先限は7日以来の高値1万3560円を付けたのち、上げ一服となり、日中取引で
1万3217円まで急落した。円高やドル建て現物相場の下落が圧迫要因になった。円
相場は1ドル=153円台半ばまで円高に振れた。銀先限は161.6円で上げ一服と
なり、156.0円まで下落した。
 ウクライナ情勢に対する懸念が支援要因になったが、2700ドル達成で利食い売り
が出た。ただ北大西洋条約機構(NATO)が26日に緊急会合を開き、ロシアへの対
応を協議する。強硬姿勢が示されると、押し目を買われる可能性がある。トランプ米次
期大統領が米財務長官に著名投資家のスコット・ベッセント氏を指名し、ドル安に振れ
るなか、円高となったことも圧迫要因になった。同氏は減税を優先するとした。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。前週末の海外市場では、ウクライナ情勢に対する懸
念を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の2716.52ドルから、利食
い売りなどが出て軟調となり、2695ドル台まで下落した。午後に入ると、ドル安が
下支えになったが、戻りは売られ、2658ドル台まで下落した。
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