プラチナ午前=プラチナがまちまち、現物高も上げ一服

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。ドル建て現物相場の上昇を受
けて買い優勢で始まった。その後は、円高が一服したが、ドル建て現物相場の上げ一服
に上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが12円安〜3円高、プラチナミニが
3.0円安〜9.5円高、プラチナスポットが344円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが3614枚、プラチナミニが431枚、
プラチナスポットが1792枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは貿易摩擦に対する懸念が圧迫】
 プラチナは貿易摩擦に対する懸念に上値を抑えられた。トランプ次期米大統領はBR
ICSに対して脱ドルを推進すれば100%の関税を課すと述べた。上海プラチナの出
来高が急減しており、中国勢は買いを見送った。11月の米ISM製造業景気指数は
48.4と10月の46.5から上昇した。市場予想の47.5も上回った。
 プラチナ先限は夜間取引で4589円まで上昇した。欧州時間に買い戻されたことが
支援要因になった。円相場は1ドル=149円台半ばで円高が一服した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の947.00ドルから、金堅調も
ドル高に上値を抑えられた。
 午前11時現在、プラチナは944.56ドル、パラジウムが981.88ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが940.02ドル、パラジウムが971.70
ドル。
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