石油午前=総じて続落、場中の円小反落にも軟調ムード払拭できず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は総じて続落。2日の海外原油相場は、概ね買い優勢も時間外取引と
比べ、上げ幅を縮小、1ドル=149円台半ばの円安、弱気のテクニカル要因を弱材料
に夜間取引から売り優勢。日中取引は円相場が149円台半ばから後半に小反落から下
げ幅を縮小したが、軟調ムードを払拭するほどの戻りはなく、700円超の下落が目立
つ。
 日中取引開始後、原油の2025年4月限は6万4960円まで下値を切り上げた。
6万5000円の節目が抵抗線となり、午前10時半頃からジリ安となった。6万
4750円で下げ渋り、6万4800円水準で推移している。
 午前11時28分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
780円安〜120円高。
 午前11時28分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1064枚。
【OPECプラスが閣僚会合でサプライズがなければ買い玉の整理続く】
 国際指標価格のニューヨーク原油期近1月限は2日、67.71ドルまで下落し、直
近の安値をさらに更新し、70ドル回復期待が後退。2日に米商品先物取引委員会から
引け後に発表された11月26日時点の建玉明細によると、大口投機家の買い越幅は
20万0407枚までとなり、前週比6572枚増。ただ27日以降、買い玉の整理が
進み、買い越し枚数は19万枚前後まで減少しているとみられる。5日の石油輸出国機
構(OPEC)プラスが閣僚会合でサプライズがなく、70ドル割れ状態で低迷なら投
機家の買い玉の整理が続くと予想する。
【海外原油夜間取引=堅調】
 ニューヨーク時間外取引で1月限は前日比0.06ドル安の68.04ドルで推移。
本日これまでのレンジは67.93〜68.24ドル。
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