[今夜の視点]シカゴコーン=強弱交錯もチャートは底入れ含み

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は強含み。3月限は433セント台を中心としたもみ合いと
なっている。前日はドル高傾向もあって、上値は重かったが、3月限は戻り高値を小幅
に更新している。輸出を含めた現物市場を見ると買われやすいが、南米産地の順調な生
育進展を考えると売られやすくなる。現状のこう着はある程度やむを得ないが、チャー
トが底入れつししあることには注目したい。今夜一段高となれば、それが鮮明になって
くる。

 前日のシカゴコーンは小幅まちまち。ドル高傾向やダウ平均株価安で上値が重かった
が、米農務省(USDA)の週間輸出検証高が93万トン台と前週から減少したもの
の、高水準を維持しており、また米太平洋北西部積みの輸出価格がブラジル産に対して
割安となっていることで輸出期待が強いこと、さらには12月に入っても税金対策で農
家の現物売りが低調で現物ベーシスが堅調なことなど現物面に支援された。

 3月限は435.00セントまで上伸した後、引けは432.50セントと小幅安と
なったが、430セント台は維持した。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 新車販売台数 2024年11月(Autodata)
【工業】 12/4 06:30 週間石油統計(API)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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