●短期見通し穀物、南米好天の間は上値重い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、米国で収穫期は終わり、潤沢な供給量が確保されている。また、南
米の気象環境は安定しており、米国に続いて南米でも豊作期待が強い。新規売買材料は
乏しいが、南米で天候リスクが再浮上するまでは、上値の重い展開が基本になる。マク
ロ需給要因の売り圧力が続く見通しであり、まずは410セント割れが打診されよう。
ただし、良好な輸出環境が続いていることが下げ幅を限定する。
 大豆は、米国では収穫作業が終わり、潤沢な供給の確保が確定した。また、南米では
作付け期が進んでいるが、総じて安定した気象環境が維持されている。特に南米の気象
環境に対する関心が高く、このまま適度の降水量が得られた状態が続くと、上値の重さ
が維持されよう。短期的な下げ過ぎ感もあるが、このまま950〜1000セント水準
にレンジが切り下がる見通し。輸出環境からの支援の有無には要注意。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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