●論点解説金、金ETFはやや売却超過に=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金相場は売買が交錯しており、トレンドが定まっていない。ここ数日はややドルの動
向に対する関心が強いが、4日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発
言、6日の11月米雇用統計などのイベント待ちのムードが強い。前週分の建玉報告で
は、ファンドが買いポジションと売りポジションを同時に削減する傾向が再確認されて
いる。金上場投資信託(ETF)も先週中盤から今週にかけては若干の売り越し傾向に
ある。フランスでは内閣崩壊の危機、韓国では政治的混乱がエスカレートしているが、
金相場は持ち合い傾向を強めている。今週のイベント通過後に新たなトレンド形成につ
ながるテーマを設定できるのかが焦点になる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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