●論点解説ゴム、産地豪雨のリスク織り込むか？＝マーケットエッジ

　上海ゴム先物相場は１０月１０日以来の高値を更新している。その一因に東南アジア
から中国南部にかけて観測されている豪雨の影響も指摘されている。豪雨そのものは
８月頃から続いているものだが、中国のゴム主産地の一つである雲南省で洪水被害が発
生していることもあり、リスクプレミアム加算が促されている可能性がある。ここから
供給リスクの織り込みを本格的に再開すると、ＪＰＸゴム相場も期近主導の上昇地合に
移行する。短期売買テーマを欠く中、改めて産地天候リスクを織り込むリスクが高まり
始めていることに注意が求められる。
（マーケットエッジ・小菅 努）

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