NY金・銀市況=続伸、予想以下の全米雇用報告で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 2)  2665.8     2682.0      2654.2      2676.2     +  8.3
          (25/ 4)  2685.9     2702.0      2675.4      2696.4     +  7.7
   銀     (25/ 3)  3150.5     3207.0      3106.5      3191.5     + 42.3
         (25/ 5)  3175.5     3231.5      3133.5      3216.9     + 41.6
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           168,116       143,638       462,040        (+  2,657)
  銀           80,004        54,868       134,074        (+  1,509)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          45,014.04  + 308.51
     前日  149.53/55   1.0579/81   ・ナスダック         19,735.12  + 254.21
     本日  150.51/53   1.0512/14   ・10年米国債利回り      4.19  -   0.01
・NY原油  (25/ 1)   68.54 - 1.40  ・SPDR保有金残高    873.66  -   2.30
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続伸。前日比は金が6.9〜9.1ドル高、中心限月の2月限
が8.3ドル高、銀が36.5〜42.8セント高、中心限月の3月限は42.3セン
ト高。
 金2月限は続伸。時間外取引では、ドル安を受けて買い優勢となった。欧州時間に入
ると、ユーロ圏の総合購買担当者景気指数(PMI)の低下などを受けて戻りを売られ
た。日中取引では、予想以下の全米雇用報告などを受けて押し目を買われた。
 銀3月限は予想以下の全米雇用報告や金堅調を受けて押し目を買われた。
 ニューヨーク金2月限は続伸。時間外取引では2658.0〜2673.6ドルのレ
ンジで推移、前日比8.7ドル安の2659.2ドルとなった。2月限は安寄りしたの
ち、ドル安を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、ユーロ圏の総合購買担当者
景気指数(PMI)の低下などを受けて戻りを売られた。
 日中取引では2654.2ドルまで下落したのち、予想以下の全米雇用報告などを受
けて押し目を買われた。その後は、米ISM非製造業総合指数の低下も支援要因とな
り、2682.0ドルまで上昇した。
 11月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.3と、
前月の50.0から大幅に低下した。一方、11月の全米雇用報告によると、民間部門
雇用者数は14万6000人増となった。市場予想は15万人増。10月は23万
3000人増から18万4000人増に下方修正された。11月の米ISM非製造業総
合指数は52.1と、前月の56.0から低下し、予想の55.5も下回った。ドル安
に振れ、金の支援要因になった。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で3110.0〜3163.0セントのレンジ
で推移し、前日比34.7セント安の3114.5セントとなった。3月限は高寄りし
たのち、ドル安を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、ユーロ圏の総合購買担
当者景気指数(PMI)の低下などを受けて戻りを売られた。
 日中取引では3106.5セントまで下落したのち、予想以下の全米雇用報告や金堅
調を受けて押し目を買われた。その後は、米ISM非製造業総合指数の低下も支援要因
となり、3207.0セントまで上昇した。
 12月3日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比4万5262枚減の1782万
9096オンス、銀は17万8543オンス減の3億0654万1101オンス。

今日の材料
・イングランド銀行のベイリー総裁はインフレ率低下のプロセスは定着していると述
べ、今後1年で段階的に利下げする可能性が高いとの見解を改めて表明した。
・11月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.3と、
前月の50.0から大幅に低下した。製造業に続いてサービス業も不況を示す水準とな
った。サービス部門PMI改定値は49.5と、1月以来初めて50を下回った。
・経済協力開発機構(OECD)は経済予測で、保護主義の再燃で貿易の回復が妨げら
れなければ、世界経済は今後2年間安定的に成長するとの見通しを示した。
・11月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は14万6000人増だった。緩
やかなペースで増加した。市場予想は15万人増。10月は23万3000人増から
18万4000人増に下方修正された。
・米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は、連邦準備理事会(FRB)は利下げを継
続できると予想していると述べた。ただ、ペースについては不透明感が増しているとの
認識を示した。
・米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、米国の物価情勢と雇用情勢は共に正しい
方向に向かっているとの考えを示した。
・11月の米ISM非製造業総合指数は52.1と、前月の56.0から低下し、予想
の55.5も下回った。11月は低下したものの、第4四半期に予想される堅調な経済
成長と整合する水準は上回っている。
・10月の米製造業新規受注は前月比0.2%増加だった。回復したものの、企業の設
備投資が第4四半期初めに鈍化した様子が示唆された。市場予想は0.2%増。
・パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は、米経済は9月に利下げを開始した当初
よりも力強く推移しているため、FRBはさらなる利下げに慎重になる可能性があると
述べた。
・フランス国民議会(下院)は、バルニエ首相率いる内閣への不信任決議案を賛成多数
で可決した。
・米連邦準備理事会(FRB)は地区連銀経済報告(ベージュブック)で、経済活動は
ほとんどの地区で若干拡大したという認識を示した。
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