金・銀午前=金が小幅高、買い一巡後は上げ幅を縮小し小幅高にとどまる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金は小幅高。金はニューヨーク高、ドル建て現物相場が前日の東京時間の午後と同水
準ながら堅調地合い、1ドル=150円台半ばの円安を背景に序盤から買い優勢。序盤
で買い一巡後は円相場が一時150円台前半に小幅高となり、上げ幅を縮小となった。
円が150円台前半に小反発後、再度150円台半ばでの取引になっているが、ドル建
て現物相場が小幅に軟化から、小幅高にとどまっている。
 銀は夜間取引で期中4月限が2円高。
 午前11時12分現在の前営業日比は、金標準が12〜89円高、金ミニが23.0
〜92.0円高、ゴールドスポットが480円高、銀が2.0円高。
 午前11時12分現在の出来高は、金が2万0883枚、金ミニが6011枚、ゴー
ルドスポットが1718枚。
【明晩発表の11月の米雇用統計に要注意】
 やや強材料としてはインパクト不足ながら、円安、ドル建て現物相場の堅調から買い
優勢。3日の日足が先月22日以来の陽線引けとなり、基調の転換を感じさせたが、こ
こまでは小幅高。先限は日中取引では1万2911円で上値を抑えられた。

 今夜、週間米新規失業保険申請件数、明晩、米労働省から11月の米雇用統計の数字
が強気となれば、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げシナリオが崩れ、
ドル高となり、ドル建ての金相場には逆風となるため、要注意。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、小幅に軟化。きのうの海外市場では予想以下の全米雇用報
告などを受けて押し目を買われ、堅調に推移。アジア市場では2651ドル台で上値を
抑えられた後、2647ドル台に反落も下値は堅く、2650ドル水準を回復。しかし
ドル堅調で2645ドル台に下落。

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