NYプラチナ市況=プラチナが続落、パラジウムは反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)   948.1      957.4       940.4       941.6    - 11.7
         (25/ 4)   959.2     967.1       950.6       951.7    - 11.7
 パラジウム  (25/ 3)   991.50     997.00      972.00      975.40   - 18.70
         (25/ 6)   996.00     996.00      981.50      982.00   - 18.00
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          24,901         32,904        94,916       (+    254)
 パラジウム          2,755          5,161        15,483       (-    172)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,765.71  - 248.33
     前日  150.51/53   1.0512/14   ・ナスダック         19,700.26  -  34.86
     本日  150.07/09   1.0584/86   ・10年米国債利回り      4.18  -   0.01
・NY原油  (25/ 1)   68.30 - 0.24  ・SPDR保有金残高    873.66      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムは反落。前日比はプラチ
ナが12.1〜11.4ドル安、中心限月の1月限が11.7ドル安、パラジウムが
18.70〜18.00ドル安、中心限月の3月限は6.40ドル安。
 プラチナ1月限は続落。時間外取引では、買い戻されたが、ドル高を受けて戻りを売
られた。その後は金堅調につれ高となったが、欧州時間に入ると、戻りを売られた。日
中取引では、米雇用統計の発表を控えて金に手じまい売りが出たことにつれ安となっ
た。
 パラジウム3月限は他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を947.5〜957.4ドルのレンジで推移し、前日
比2.3ドル安の951.0ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、買い戻された
が、ドル高を受けて戻りを売られた。その後は金堅調につれ高となったが、欧州時間に
入ると、戻りを売られた。
 日中取引では、米新規失業保険申請件数が増加し、労働市場の緩和が示されたが、米
雇用統計の発表を控えて金に手じまい売りが出たことにつれ安となった。序盤の安値を
割り込むと、940.4ドルまで下落した。
 米雇用統計の発表を控えて金に手じまい売りが出た。米新規失業保険申請件数が増加
し、労働市場の緩和が示されたが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が利下げ
に慎重な見方を示しており、ポジション調整の売りが出た。
 パラジウム3月限は、時間外取引を983.00〜997.00ドルのレンジで推移
し、前日比6.60ドル安の987.50ドルとなった。3月限は安寄りしたのち、ド
ル高を受けて売り優勢となった。その後は、買い戻されて下げ一服となったが、欧州時
間に入ると、戻りを売られた。
 日中取引では、他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。序盤の安値を割り込む
と、972.00ドルまで下落した。
 4日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比101オンス増の13万
7248オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・ビットコインが初の10万ドル台に乗せた。
・11月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)は55.2で10月の54.3から
改善した。商業建設と土木は好調だったが、金利に敏感な住宅建設は低迷した。
・格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はフランスで内閣総辞職が決
まったことを受け、財政赤字削減への明確な道筋が失われたとの見方を示した。
・イングランド銀行が公表した11月の意思決定者パネル調査によると、企業が予想す
る今後1年間の賃金上昇率は3カ月移動平均で0.1%ポイント低下し、4.0%とな
った。
・米新規失業保険申請件数は、前週比9000件増の22万4000件となった。市場
予想は21万5000件だった。緩やかに増加し、労働市場が引き続き着実に鎮静化し
ていることを示唆した。
・10月の米貿易収支の赤字額は前月比11.9%減の738億ドルだった。2022
年後半以来の大幅輸入減となり、第4四半期の経済成長に貿易が寄与する可能性が示唆
された。前月の改定値は838億ドルだった。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。