石油午前=概ね売り優勢、主要産油国は減産継続も供給過剰懸念が根強い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は概ね売り優勢。原油の中心限月はマイナス転換している。海外原油
が小幅続落した一方、最近の円高・ドル安が一服したことが国内市場をやや押し上げて
いたが、買い戻しは続かず。時間外取引でニューヨーク原油が軟化していることが重し
となっている。石油輸出国機構(OPEC)プラスは協調減産や自主減産の期間延長を
発表しているが、来年の供給過剰懸念は根強い。
 日中取引開始後、原油の2025年4月限は買い優勢だったが、マイナス転換。6万
4930円まで軟化し、夜間取引の安値をやや下回った。
 午前11時02分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
240円安〜30円高。
 午前11時02分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1458枚。
【本日は米雇用統計】
 本日は11月の米雇用統計が発表される。高水準の米政策金利が続くなかでも米国の
雇用環境が悪化する兆候は限られており、非農業部門雇用者数(NFP)の拡大が続く
見通し。結果次第では米追加利下げに関する思惑が左右されそうだ。
【海外原油夜間取引=軟調】
 ニューヨーク時間外取引で1月限は前日比0.22ドル安の68.08ドルで推移。
本日これまでのレンジは68.07〜68.49ドル。
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