[今夜の視点]シカゴコーン=需給報告は米国産の期末在庫に注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は弱含み。3月限は441セント台を中心とした小幅なもみ
合い。今夜は米農務省(USDA)の月例需給報告が注目されるが、米国産の期末在庫
見通しがどの程度下方修正されるかが焦点となる。ただ南米産の豊作見通しが出れば強
弱相殺される可能性もあろう。またあまり注目されていないが、今年の南アフリカ産は
減産が見込まれており、場合によっては材料視される可能性もありそうだ。

 前日のシカゴコーンは続伸。週間輸出検証高が105万トン弱と高水準だったことに
支援されたか、大豆の上値が重く小麦も小幅にとどまったことで、コーンの上げ幅も抑
制された。なお調査会社が今年のウクライナ産コーン生産高見通しを2490万トンに
上方修正しものの、11月のUSDA見通しの2620万トンを大きく下回っているこ
とで、あまり材料視されなかった。

 3月限は442.00セントまで上伸した後、引けは441.75セントとほとんど
下げず、前日に続き引けで440セント台を維持した。
<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】 16:00 消費者物価指数 2024年11月確報(連邦統計庁)
◆ アメリカ ◆
【工業】 12/11 06:30 週間石油統計(API)
【農産】 12/11 02:00 世界穀物需給見通し(USDA)
【農産】 12/11 02:00 農産物生産高(USDA)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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